担当者 | 森 覚 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | INF-205 |
近年、インフォメーション・テクノロジー(IT)の発達に伴い、さまざまな職種の業務でデジタル情報が扱われるようになりました。
しかし一方で、世界的なネットワークを通じ、デジタル化されたメッセージの送受がきわめて日常的なものになってしまった現在、デジタル技術とそれによって表現されるビット情報がいかなるテクノロジーのもと、どのような職業で活用され、社会的恩恵をもたらしているのかについて、じっくりと考える機会は、少ないのが現状です。
情報化が進み、あらゆる職業において情報に関する仕事が存在するようになり、それを支える情報産業は、主要な産業分野にあげられるようになりました。これを受けて、情報関連の人材ニーズも高まっており、それに応える働き手には、「情報」を仕事とすることへの意識や考え方、業界への理解が求められてきています。
情報と職業をめぐるこのような状況をふまえ、本講義では、今日実用化されている主な情報技術を把握し、それらが特定の職業で、いかなるサービスとして提供されているのかについて事例を見ていくことにします。それにより、社会人としての情報に関する知見や考え方を身に付け、情報を取り扱う業務に活用できる資質・能力の修得を目指していきます。
① 社会に求められている情報産業の現状を理解することができる。
② 情報と産業の変遷を理解し、情報化の経緯と様々な情報技術の導入、変化についてその必要性とともに説明することができる。
③ 情報技術を活用したさまざまな業務について理解し、必要性を説明することができる。
④ 情報を扱う職業人としてどうあるべきかを理解し、実践することができる。
成績については、授業で課されるレポートと期末課題にもとづいて評価します。
① 中間課題(50%)
② 期末課題(50%)
期末課題の提出には、70%以上の出席が必須です。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 情報メディア論 テクノロジー・サービス・社会 | 小泉宣夫 圓岡偉男 | 講談社 |
参考文献 | 情報と職業 改定2版 | 駒谷昇一 辰己丈夫 | オーム社 |
参考文献 | 情報と職業 第2版 | 廣石良雄 | エスシーシー |
① 教科書とレジュメをよく読み、内容や操作手順を理解する。
② わからない言葉を確認して調べておく。
③ LMSで事前・事後学習および課題を課す場合があります。
講義の資料は、LMSで配布します。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション |
第2回 | 情報を伝えるメディア |
第3回 | メディアの歴史 |
第4回 | メディアの符号化 |
第5回 | 情報の表現と理解 |
第6回 | 通信ネットワークと携帯化 |
第7回 | ソーシャル・メディア |
第8回 | 社会インフラとサービス |
第9回 | ビジネスを支えるメディア |
第10回 | 企業における情報活用 |
第11回 | ネットビジネスの展開 |
第12回 | デジタル情報を用いた教養とエンターテイメント |
第13回 | 生活環境を支えるメディア |
第14回 | メディアと社会の関わり |
第15回 | 総括 情報化社会における職業とは |