日本の地域経済Ⅰ
担当者石川 義孝教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングECP-217

授業の概要(ねらい)

厳しいグローバル化の影響を受けつつ、独自な展開を見せる日本経済の地域的展開のしくみ、および、東京一極集中や地方の衰退など、格差拡大がいわれる地域経済の実態を、具体的なデータに基づいて講述します。過去半世紀における時系列的な変化についても、可能な限り概説します。また、関係する経済地域政策のあり方についても、紹介します。

授業の到達目標

①日本の地域経済についての雑誌・新聞などの経済記事を理解する。
②日本の各地域の地域経済の全国における位置づけを説明できる。

成績評価の方法および基準

授業の理解度を確認するための小テスト(数回、不定期)を50%、最後の授業で行う試験を50%として、その合計で評価します。小テストは、「2.授業の到達目標」に関連する各回の内容について、問います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書日本経済地理読本(第9版)竹内淳彦・小田宏信東洋経済新報社
教科書春期に第1~3章、秋期に第4~6章を使います。
参考文献

準備学修の内容

教科書を指定していますので、予習や復習をして、授業に臨んでいただくことが重要です。そのさい、教科書に紹介されているデータは、多くの場合、2010年が最新年次ですので、それ以降のデータがどうなっているかや、平成の大合併で従来の市町村がどう再編されたのか、などに関して、各自調べてみて下さい。

その他履修上の注意事項

春期と秋期を連続で受講していただくのが、望ましいです。

授業内容

授業内容
第1回<講義>授業の進め方
第2回<講義>グローバル化のなかの地域と経済:変動する経済地域
第3回<講義>グローバル化のなかの地域と経済:経済地域の動向
第4回<講義>経済活動の地域構造:人口集積とその動向
第5回<講義>経済活動の地域構造:農業生産の動向
第6回<講義>経済活動の地域構造:工業生産の動向
第7回<オンライン>経済活動の地域構造:流通産業の動向
第8回<講義>経済活動の地域構造:日本の経済地域
第9回<講義>東京圏:概観
第10回<講義>東京圏:工業と地域整備
第11回<講義>京阪神圏:概観
第12回<講義>京阪神圏:三都と周辺の一次産業
第13回<講義>中京圏:概観
第14回<講義>中京圏:工業と一次産業・観光業
第15回<講義>春期のまとめ
<試験>