担当者 | 石川 敬史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [文学研究科 日本史・文化財学専攻] | |
科目ナンバリング |
大学院修士課程以上の研究を行うためには、自分が専攻する地域とさらにもう一つの専門分野についての知見が必要です。比較する視座を持たずに専門性を論じることはできません。これは日本史・文化財学を専攻する大学院生にとっても重要な要件です。この授業は、高橋裕史『イエズス会の世界戦略』(講談社、2008年)の精読を通して、西洋史の基本的素養を身につけると同時に、その日本を含めた世界への影響を考察し、グローバルな視野を獲得することによって、ご自身の研究を再定位するきっかけとしていただきたいと考えています。
ヨーロッパ文明論という視座を獲得する。
宗教を通してグローバル・ヒストリーという視座を獲得する。
修士論文作成に必要な素養を修得する。
授業への参加姿勢、特に発言の活発さを最大限重視します。
自由なディスカッションを中心とした演習です。
授業参加姿勢(テキストの該当箇所の読み込みと発言):100%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | イエズス会の世界戦略 | 高橋裕史 | 講談社選書メチエ |
参考文献 | 適宜指示します。 |
受講者は授業で検討する文献の箇所を事前に熟読し、自分なりの問題点を明瞭にし、コメントを用意してください。
受講者の主体的な参加姿勢がなければ成立しない授業なので、自分自身が授業を作り上げるつもりで出席してください。
受講者の西洋史の知識は問いません。
受講者は、必ずしも多くはないと考えられますので、受講者が執筆を目指す修士論文についての相談も気軽に行ってください。西洋史を専攻とする教員の意見も参考になります。
第1回目の授業は、LMSによるオンライン授業となりますのでご注意ください。
授業最終日の後にLMSによる補講を行いますので必ず視聴してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス テキストについての解説と、授業の運営方針を説明する。 |
第2回 | 「第1章 キリスト教とインド世界」前半講読 教員による講義と議論 |
第3回 | 「第1章 キリスト教とインド世界」後半講読 教員による講義と議論 |
第4回 | 「第2章 イエズス会ー創立とその組織」前半講読 教員による講義と議論 |
第5回 | 「第2章 イエズス会ー創立とその組織」後半講読 教員による講義と議論 |
第6回 | 「第3章 地上の王と神の使者ー俗と聖の饗宴」前半講読 教員による講義と議論 |
第7回 | 「第3章 地上の王と神の使者ー俗と聖の饗宴」後半講読 教員による講義と議論 |
第8回 | 「第4章 「情報」の収集・解析とイエズス会」前半講読 教員による講義と議論 |
第9回 | 「第4章 「情報」の収集・解析とイエズス会」後半講読 教員による講義と議論 |
第10回 | 「第5章 「異文化」への処方箋」前半講読 教員による講義と議論 |
第11回 | 「第5章 「異文化」への処方箋」後半講読 教員による講義と議論 |
第12回 | 「第6章 神の使者たちの「錬金術」」前半講読 教員による講義と議論 |
第13回 | 「第6章 神の使者たちの「錬金術」後半講読 教員による講義と議論 |
第14回 | 「第7章 聖衣をまとった戦士たち」講読 教員による講義と議論 |
第15回 | LMSによる総括講義 |