担当者 | 石川 義孝教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | ECP-303 |
この授業では、日本が少子高齢化や人口減少社会へ移行している中、社会・経済に大きな影響を与える人口の動向について学んでいきます。授業は、これに関係する諸概念の解説をおこなうとともに、人口分析のための方法やデータについても解説します。
春期には、人口に関する基礎的な理論や方法を学びながら、日本を対象に、出生・死亡・移動という人口変化の3大イベントを中心に、これに関係するいくつかのテーマについて、地域人口という観点から、概観します。秋期には、春期の内容を受けて、人口減少時代を迎えた日本にとって特に重要な存在である在留外国人について、解説します。これは、外国人が減少しつつある日本人を補完し、日本社会に貢献してくれるという意義を持っているからです。
①人口の構造・動向を分析するための基礎的な方法や概念を理解する。
②日本の人口の構造・動向について、実証的なデータを分析する力を修得する。
授業で何回か提出してもらう、授業の内容の理解を確認するための小テストの解答状況が50%、期末の試験が50%、の割合で評価します。小テストは、「2.授業の到達目標」に関連する各回の内容について、問います。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 『地域と人口からみる日本の姿』 | 石川義孝・井上孝・田原裕子編 | (古今書院) |
教科書 | |||
参考文献 |
毎回の授業内容を復習しておくとともに、次回の授業内容を予習して、授業に臨んで下さい。少子高齢化や人口減少は現代の日本を読み解くキーワードであり、マスメディアにこうしたテーマに関連する報道が出ない日はありません。授業ではこうした報道も適宜紹介しますので、受講生のみなさんも、準備学修のさいご留意願います。
予備知識は特に必要としません。春期と秋期の授業を連続して受講していただくのが、望ましいです。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | <講義>授業の進め方 |
第2回 | <講義>全国的な人口分布と出生 |
第3回 | <講義>死亡・疾病 |
第4回 | <講義>国内人口移動 |
第5回 | <講義>国際人口移動 |
第6回 | <講義>在留外国人 |
第7回 | <講義>家族・世帯 |
第8回 | <講義>性比と結婚 |
第9回 | <講義>高齢人口の移動と分布 |
第10回 | <講義>高齢者の生活 |
第11回 | <講義>都市内の人口分布 |
第12回 | <講義>大都市圏の人口地理 |
第13回 | <講義> 地方圏の人口地理 |
第14回 | <オンライン>ライフコース、ライフヒストリーと移動歴 |
第15回 | <講義>人口統計 <試験> |