担当者 | 原田 亜希子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | HEA-102 |
この授業では、古代から現代までのヨーロッパ社会の変遷をたどり、各時代の主要トピックとその歴史的意義を解説することで、ヨーロッパ全体の大きな歴史の流れを把握することを目指します。西洋史概説IIではルネサンスから現代までを扱います。われわれが生きている世界は様々な点で西洋由来の制度や思想に基づいています。そのため、ヨーロッパ史の知識は今後専門的な学問を続けていきたい人だけでなく、大学を出て社会を形成する一市民となる上でも、基礎的な教養として重要なものです。
歴史を概観することで、「ヨーロッパ」の基層を理解することができるようになる
時代ごとの主要動向と背景を理解し、それらを自分の言葉で説明できるようになる
現在を理解するために歴史を参照する力をつけられるようになる
中間レポート(40%)、期末テスト(60%)
なお、中間レポートに関しては後日授業内にて解説を行います。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は使用せず、各回プリントと参考資料を配布します。 | ||
参考文献 | 参考文献は、随時プリントにて指示します。 |
毎回必ず前の講義時に配布したレジュメ・資料の内容を確認し、自分なりに内容を整理してください。
授業で紹介する参考文献の該当箇所を読んでおいてください。
授業は講義形式で行いますが、高校までの世界史の授業とは異なり、単に情報を暗記するのではなく、現代社会への関心と関連付けて自ら歴史に問いを立て、能動的に理解を深めていけるよう、積極的に授業に参加してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス:授業の進め方、西洋史を学ぶ意義とは |
第2回 | 中世社会の変貌とルネサンス |
第3回 | ドイツ、スイス、イギリスにおける宗教改革の動き |
第4回 | カトリックからの巻き返し:対抗宗教改革とトレント公会議 |
第5回 | 主権国家の台頭:普遍的権威から宗派化へ |
第6回 | 近世国家と「絶対主義」:各国の絶対主義的体制の在り方 |
第7回 | イギリス革命と絶対主義の終焉 |
第8回 | 資本主義の発展と世界経済 |
第9回 | 前半の授業のまとめと補足:啓蒙主義(LMSによるオンデマンド形式) |
第10回 | フランス革命とナポレオン |
第11回 | 産業革命とナショナリズム |
第12回 | 近代国家の発展と帝国主義 |
第13回 | 二つの大戦:第一次世界大戦と第ニ次世界大戦 |
第14回 | 現在の国際体制を考える:ヨーロッパ共同体の模索 |
第15回 | 授業の総括と期末テスト(論述式) |