保育内容総論
担当者呂 小耘教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [初等教育学科 こども教育コース]
科目ナンバリングESS-104

授業の概要(ねらい)

⑴保育・幼児教育の思想家の考えを学び、保育をめぐる歴史的視点を知ることによって、現代保育の制度及び実際の保育実践を考え、保育内容を理解することを本授業の目的とする。
⑵視聴覚教材等を通して各自の理解を深め、グループワークや発表等で学び合いを進めていく。

授業の到達目標

⑴保育所・幼稚園・認定こども園の制度の基本と、幼稚園教育要領・保育所保育指針・幼保連携型認定こども園教育・保育要領に基づく保育内容と保育計画について理解できる。
⑵乳児期から幼児期の発達過程に即し子どもを理解し、保育は子どもの生活と遊びが一体となって展開していくという観点から、保育実践を考えることができる。
⑶戦前・戦後の保育内容の変遷から、保育をめぐる歴史的視点を知り、現代的保育の課題を検討する。

成績評価の方法および基準

⑴授業への参加・授業中の課題:50%
⑵最終レポート:50%
以上の2点を総合して評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書子どもと社会の未来を拓く ー保育内容ー 総論近藤幹生青踏社
教科書幼稚園教育要領文部科学省フレーベル館
教科書保育所保育指針厚生労働省フレーベル館
教科書幼保連携型 認定こども園教育・保育要領内閣府フレーベル館
参考文献

準備学修の内容

⑴毎回の授業での学びを各自まとめる。
⑵幼稚園教育要領、保育所保育指針、認定こども園教育・保育要領は各自持参し、読む習慣をつける。

その他履修上の注意事項

⑴未来はチームの一員として動くことを意識し、授業内のグループ討論・グループワーク等に積極的に参加する。
⑵子どもが対象となる学内外の活動へ自ら進んで参加する。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション 保育内容とは何か
第2回現在の保育所・幼稚園・認定こども園の現状と課題
第3回保育・幼児教育の思想家たちの功績①
第4回保育・幼児教育の思想家たちの功績② (演習)
第5回幼稚園・保育所制度の歩みと保育内容の変遷(戦前)
第6回幼稚園・保育所制度の歩みと保育内容の変遷(戦後)
第7回保育所の一日 生活と遊び①
第8回保育所の一日 生活と遊び② 保育所保育指針の基礎
第9回幼稚園の一日 活動と保育①
第10回幼稚園の一日 活動と保育② 幼稚園教育要領の基礎
第11回認定こども園の一日 幼保連携型認定こども園教育・保育要領の基礎
第12回教育課程・保育課程と指導計画
第13回保・幼・小の接続・連携の課題
第14回園と家庭との信頼関係及び子ども・子育て支援新制度の概要
第15回まとめ(LMS)