博物館概論
担当者金井 拓人教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [資格科目]
科目ナンバリングCAS-101

授業の概要(ねらい)

博物館概論は博物館学芸員養成課程の中で最初に受講される科目であり、より専門的な科目を受講することを前提に博物館についての俯瞰的知識の習得を目的とする。2022年度は博物館法が改正され、博物館の役割について改めて定義されることになる。その価値が問われることになる博物館に関し、本講義では(1)博物館学の目的、(2)博物館の発達史、(3)博物館の役割、(4)博物館の体制および機能について学習し、これからの博物館に求められる姿について自ら考える力を養う。

授業の到達目標

(1) 博物館の形成過程を理解し、博物館および学芸員の社会的役割を理解する。
(2) 博物館学芸員養成課程全体を通じて身につけなければならない学芸員の能力や技術について理解する。
(3) これからの時代に求められる博物館の役割について自ら考える能力を獲得する。

成績評価の方法および基準

各回の学習状況を自己評価した小レポート(40%)と試験(60%)で評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献博物館学I大堀 哲, 水嶋 英治 学文社

準備学修の内容

(1) 様々な博物館を見学し、どの博物館のどういった部分が好きか自らの考えを整理しておくこと(アンケート実施予定)。
(2) 文化庁のWEBサイトから「博物館法制度の今後の在り方について」を閲覧し、自らの考えを整理しておくこと。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回博物館学芸員養成課程について
第2回博物館の発達史1:ヨーロッパ
第3回博物館の発達史2:日本
第4回博物館法
第5回博物館法以外の博物館活動に関連する法律
オンライン授業にて実施予定
第6回博物館の役割1:調査・研究
第7回博物館の役割2:資料の保存
第8回博物館の役割3:資料の展示
第9回博物館の役割4:教育・普及
第10回博物館の役割5:地域と観光
第11回博物館の分類
第12回博物館の施設と設備
第13回博物館の組織と経営
第14回これからの学芸員
第15回試験および授業総括