担当者 | 山中 左衛子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-301 |
当ゼミは、宿泊業、飲食業、旅客業、エンターテインメント業など、ホスピタリティ産業を対象に「ホスピタリティマネジメント」という経営の視点(組織文化、マーケティング、組織マネジメント)で研究したい人を求めます。各国のホスピタリティ、日本の地域特有のもてなしについて興味がある人も歓迎します。テーマを具体的に絞りこんで、基本的にグループで調査研究を行い、グループで批評し合い、協働して問題解決型の論文を書き上げます。
研究テーマとしては、新型コロナウィルスの流行による人々の行動様式の変化、特に対面接客の常識を変えたAIの導入加速など、非接触化と省力化、さらに産業全体のSDGsに対する取り組みなども含まれます。
また企業人として必須の「考えて伝える力」を磨く時間を設けます。皆さんは、さまざまな話題で「発言する」ことからはじめ、主にホテルビジネスでの社内外の場面を想定したケーススタディやホスピタリティ産業に題材を取った新聞・雑誌等の記事をもとに意見を出し合い、短い文章を書くことを繰り返して「思考を言葉にする」力の向上を目指します。
なお産業界からゲストスピーカーを招くことがあります。
(1)修得した知識等を活用し、主として観光、ホスピタリティ産業のなかから、自らの興味に応じて研究テーマを
設定、研究計画を立てられるようになります。
(2)問題を発見、情報を収集して原因を探り、問題の改善への一歩を考えるようになります。
(3)企業人として必須の前に踏み出す力、チーム力、プレゼンテーション力、メール・文書作成力等を修得します。
(4)将来に対する目標を持ち、主体的に行動することができるようになります。
出席は必須です。無断欠席、やむを得ない理由以外の発表準備・発表当日の欠席は、減点します。成績評価の方法は、
発表内容(評価割合40%)、グループワークへの積極的な参加(評価割合20%)、リアクションペーパー(評価割合
20%)、ゼミ運営への貢献(評価割合20%)から構成されています。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 適宜資料を配付します。 | ||
教科書 | 訪日外国人消費動向調査(観光庁HP) | ||
教科書 | 訪日外客数統計・データ(JNTO HP) | ||
参考文献 | 『新観光立国論』 | デービッド・アトキンソン | 東洋経済新報社 |
参考文献 | 『宿泊産業論』 | 徳江順一郎〔編著〕石川達也・植松大介・内田彩・木本和男・崎本武志・杉浦康広・髙橋祐次・田上衛・竹内俊彦 永山久徳・成実信吾・山中左衛子 | 創成社 |
参考文献 | 『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』 | 戸田山和久 | NHKブックス |
必要に応じて、授業の終わりに次回のテーマに関連した資料を配付しますので、準備して参加しましょう。
訪日外客数の統計・データ(JNTO 日本政府観光局)については、各自目を通し、概要を把握しておくこと。
本演習で自分の研究テーマを追求することは、就職の際はもちろん、社会人になってからも必ず役立つ経験になり
ます。なお、第9回「資料の探し方」をLMSによるオンライン授業とする予定です。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション、自己紹介 |
第2回 | フレームワークとは PREP法 文章の書き方 |
第3回 | 産業別の課題① グループ討議① |
第4回 | 産業別の課題② グループ討議② |
第5回 | 産業別の課題③ グループ討議③ |
第6回 | 研究テーマの仮設定とグループ分け |
第7回 | 仮テーマに沿ったグループ別討議とテーマ決定、テーマの絞りこみ |
第8回 | 調査・研究の進め方 |
第9回 | 資料の探し方(LMSによるMELICセミナーを予定) |
第10回 | 調査・研究・討議① |
第11回 | 調査・研究・討議② |
第12回 | 調査・討議③ |
第13回 | 調査・討議④ |
第14回 | 方向性プレゼンテーション |
第15回 | 後期に向けて |