国際関係論Ⅰ
担当者日暮 吉延教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングINR-201

授業の概要(ねらい)

 この講義の目的は、国際政治理論やさまざまな具体的事例に関する検討を通じて、国際政治に関する理解を深めることです。 授業では、国際紛争、外交政策、国際レジーム、諸外国の政治などに関する具体的なトピックを取り上げ、国際関係の力学について客観的に検討します。
 前期はアメリカ合衆国の政治・外交について歴史的分析を中心に検討します。

授業の到達目標

1)国際関係に関する基礎的な知識を修得し、政治の仕組みを他者に説明できる。
2)諸国家間の権力闘争、国際政治と国内政治の違いを理解できる。
3)国際政治における問題の所在と解決方法を理解できる。
4)人間・組織・国家に関するリアルな見方を修得する。

成績評価の方法および基準

試験の成績(90%)、ディスカッション・ペーパー、授業への貢献度(10%)等を評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特定の教科書は使用せず、授業中に参考資料を配付します。
参考文献『シリーズ アメリカ合衆国史』全4巻和田光弘ほか岩波新書

準備学修の内容

毎回、自分でとったノートをなるべく当日中に一度、読み返すこと。疑問に思った部分があれば、事典等で調べたり、文章の修正をしたりすること。この簡単な作業をするだけでも学習成果は相当に上がるはずです。

その他履修上の注意事項

充実したノートを自分自身で作成することが重要です。その理由は二つ。(1)講義を聴いて「ここは重要だ」と自分が判断した部分を迅速にメモする(ノートをとる)ことは、社会に出てから必要となる「問題のポイントをつかむ力」「判断力」をつける訓練になります。(2)人間は残念ながら物事をどうしても忘れてしまうので、覚えておくためにメモ(覚え書き、備忘録)をとることが必要です。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス、アメリカの政治外交
第2回植民地の時代
第3回アメリカ独立戦争の勃発
第4回合衆国憲法の制定
第5回アメリカ人のアイデンティティ
第6回アメリカの三権分立(1)
第7回アメリカの三権分立(2)
第8回アメリカの政党政治(1)
第9回アメリカの政党政治(2)
第10回アメリカの西漸運動
第11回南北戦争の展開
第12回孤立主義の意味
(前後の時期、オンライン授業公開)
第13回門戸開放政策、国際主義
第14回試験、および議論のフィードバック(授業内での解説)
第15回オンライン授業:アメリカの外交解説(第12回授業と同時期に公開)