担当者 | 日野 純子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
教育学演習Iで学んだ多文化共生社会における課題の知見をもとに各自の研究課題についてさらに追及していく。各自の研究課題にかかわる周辺の領域の先行研究についても理解・分析し、体系的にまとめられるようにする。研究調査の方法や研究倫理にかかわることなどについても、実践的に学ぶ。学術的な論文・レポートの執筆ができるようになるために、教育学演習Iに引き続き、調査結果のまとめかた、考察・分析のしかたなどを実践的に学ぶ。
この授業では、ディプロマポリシーの中で特に「教育と社会・人間をめぐる現代的課題に関心をもち、考察できる」「教育にかかわる原理論を体系的に理解している」および、「社会人として必要なコミュニケーション能力を養い、職業人として必要な使命感や責任感を身に付けている」の三つの習得を目指します。そのために具体的に以下の四つの目標を掲げます。
1各自の研究課題を周辺領域も含めて多角的に理解・分析できるようになる。
2他者の取り組んでいる研究課題に興味関心を持ち、学術的な立場から建設的な提言ができるようになる。
3研究調査の方法について学び、研究倫理に配慮したうえで、各自の研究課題に合致した調査を遂行できるようになる。
4各自の研究課題に即して、学術的な論文を執筆できるようになる。
平常点(課題への取り組み、発表、各自の調査活動):50%
最終レポート、最終発表:50%
*正当な理由なく、3回以上欠席した学生には単位を与えられません*
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 指定テキストはありませんが、以下の文献を参考にしてください。 | ||
参考文献 |
前期に引き続き学内外において各自の研究課題に対して、明確な問題意識を持って自律的にとりくみ、その報告をします。前期も含めた学習の成果の発表会を学期末に行います。
このクラスは、これまで身につけてきた日本語・日本語教育・多文化共生に関する知識をまとめるとともに、論理的思考能力や、資料の検索と分析、議論、口頭発表、レポート作成方法など、アカデミィックスキルの集大成の機会となります。第14回目の授業はLMSで行われる予定です。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション・前期の振り返り・各自の研究課題の確認 |
第2回 | 文献調査・まとめかた1(理論研究) |
第3回 | 文献調査・まとめかた2(実証研究・教育学系) 個人発表1 3年生 研究課題&先行研究 4年生 先行研究のまとめ |
第4回 | 文献調査・まとめかた3(実証研究・社会学・心理学系) 個人発表2 3年生 研究課題&先行研究 4年生 先行研究のまとめ |
第5回 | 文献調査・まとめかた4(事例研究・教育理学系) 個人発表3 3年生 研究課題&先行研究 4年生 先行研究のまとめ |
第6回 | 文献調査・まとめかた5(事例研究・社会学・心理学系) 個人発表4 3年生 研究課題&先行研究 4年生 先行研究のまとめ |
第7回 | 研究調査の方法1 質的VS量的研究 個人発表5 3年生 研究課題&先行研究 4年生 先行研究のまとめ |
第8回 | 研究調査の方法2 半構造化インタビュー・結果の分析 個人発表6 3年生 研究課題&先行研究 4年生 先行研究のまとめ |
第9回 | 研究調査の方法3 非構造化インタビュー・結果の分析 個人発表7 3年生 研究課題&先行研究 4年生 先行研究のまとめ |
第10回 | 研究調査の方法4 言語データ・コーパスの分析 個人発表8 3年生 研究課題&先行研究 4年生 先行研究のまとめ |
第11回 | 論文の構成・書き方1 (問題の背景・研究課題) 個人発表9 3年生 研究課題&先行研究 4年生 先行研究のまとめ |
第12回 | 論文の構成・書き方2 (先行研究のまとめ) 個人発表10 3年生 研究課題&先行研究 4年生 先行研究のまとめ |
第13回 | 論文の構成・書き方4 (調査方法・調査結果・分析) 個人発表11 3年生 研究課題&先行研究 4年生 先行研究のまとめ |
第14回 | 最終発表に向けた各自の研究のとりまとめ、最終発表の準備・リハーサルをする。最終レポートをまとめる(LMS) |
第15回 | 最終発表 |