授業の概要（ねらい）

　異文化理解・国際理解・多文化共生・日本語教育・外国語教育・言語習得・性的マイノリティなどをキーワードに、様々な異質な人々がともに暮らす社会を構成するうえで、支援を必要としている人たちに対して何ができるのかを、社会全体・地域・個人の立場から考えていく。上記のキーワードを中心に、各自がそれぞれの興味のあるテーマを絞り込み、実際に学内・学外において自分とは立場の違う人々に対する触れ合って、理解を深めその経験から学びを深める。並行して学術的な論文・レポートの書き方、先行研究のしかた、レポートの構成の仕方などを段階的に学ぶ。

授業の到達目標

　この授業では、ディプロマポリシーの中で特に「教育と社会・人間をめぐる現代的課題に関心をもち、考察できる」「教育にかかわる原理論を体系的に理解している」および、「社会人として必要なコミュニケーション能力を養い、職業人として必要な使命感や責任感を身に付けている」の三つの習得を目指します。そのために具体的に以下の5つの目標を掲げます。
1多文化共生社会の実現のために課題や必要なことがらについて自分の生活に引き付けて、具体的なイメージを持てる。
2多文化共生社会の中で支援を必要としている人に対して、自分は何ができるか具体的に考えられるようになる。
3　1，2を踏まえて自分の興味関心のある研究課題を立てることができる。
4他者の取り組んでいる研究課題にも興味関心を持ち、建設的な提言ができるようになる。
5学術的な論文・レポート執筆のために、論文の構成を把握したうえで、研究課題の絞り方、先行研究の探し方、レジュメの書き方などの基本を身につけ、自分のテーマに沿って実践できる。

成績評価の方法および基準

1平常点（課題への取り組み、各種個人発表、学内外での調査活動）　50％
2最終発表、最終レポート　50％
　　＊正当な理由なく3回以上欠席した学生には、単位を与えられません＊

教科書・参考文献

準備学修の内容

　このクラスは、主体的・自律的に、上記のキーワードに対して問題・課題を見つけ、先行研究や報告書を正確に読んで理解・分析し、自分の言葉でまとめることを基本として、その問題に対する解決策を見出すことが求められます。各発表の資料、レポート、課題、学内外での調査など授業外での各自の学びを自律的に管理しながら進めていく態度が重要となります。

その他履修上の注意事項

1各自、真摯な態度で授業や課題にのぞみましょう。
2遅刻、早退、欠席は避けましょう。
3第14回目の授業はLMSで行われる予定です。
　正当な理由なく３回以上欠席した学生には単位を与えられません。

授業内容