授業の概要（ねらい）

　人は生涯を通じて発達するものであり，発達心理学的研究はすべての年齢を対象としている。また，発達はどこにでもある日常的な現象であり，人の営みのすべが発達的現象であると言っても過言ではない。
　本演習は，発達心理学に関する研究を実際にやってみることを目指す。テーマや方法は各自の希望に合わせて設定する。質問紙研究に限らず，面接調査や様々な方法を駆使して，各自の研究目的に即して考案する。
　3年生の心理学研究演習Ⅱでは，心理学研究演習Ⅰで立案した研究計画に沿ってデータを収集し，分析してレポートにまとめる。
　4年生の心理学研究演習Ⅳでは，2年間の研究成果をまとめ，一つの論文に仕上げる。

授業の到達目標

　①立案した研究計画にそって，研究を実施し，分析してまとめる。
　②研究によって分かったことをレポートにまとめ，プレゼンテーションをする。
　③仲間と議論したり，情報交換をしながら作業を進めることができる。

成績評価の方法および基準

　授業への参加度や研究における取り組み方（50%）と，期末レポート（50%）によって評価する。

教科書・参考文献

準備学修の内容

　研究活動として，質問紙の尺度やインタビューラインを整えたり，データを収集したりなど，各自で主体的に動いて実施することが求められる。授業においてその成果を持ち寄ることが求められる。　

その他履修上の注意事項

　各自のペースで研究活動が行われるため，1年間で一つの研究を仕上げることを目標に計画を持って進めてほしい。
　期末レポートの提出がない場合は単位を出すことができない。

授業内容