担当者 | 権 赫麟教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | CUA-202 |
文化人類学は、文化のあり方が必ずしも普遍的なものではないという可能性とともに、現在の文化が構築されるまでの必然性を考える学問です。そして、そうした文化人類学のまなざしは、文化的背景の異なる人々との出会いである観光現象における多様で複雑な問題を理解する上で有効な視座を提供してくれます。本講義では、観光文化に対する文化構築主義の視座を中心に観光人類学の多様な理論を学習し、身近に経験できる観光現象の文化的な意味を検討します。
・文化人類学に対する理解を深めること
・文化構築主義の観点を理解し「観光と文化」の本質を把握すること
・様々な観光現象を文化的観点からみつめる力を身につけること
平常点20%、中間試験20%、期末試験60%を原則とします。
授業への積極的な参加は平常点として成績に反映されます。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 2010、『〔増補版〕トランスポジションの思想―文化人類学の再想像―』 | 太田好信 | 世界思想社 |
多様な観光現象を文化的な観点から見つめる習慣を身につけるように努力すること
観光人類学Iと観光人類学II両方の履修が望ましいです。
授業中の私語及び雑談は禁止とします。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション:再び、観光人類学とは |
第2回 | 文化人類学のテーマ①:儀礼と境界 |
第3回 | 文化人類学のテーマ②:親族と結婚 |
第4回 | 文化人類学のテーマ②:贈与と交換 |
第5回 | 観光の社会文化的影響①:SDGsと持続可能な観光 |
第6回 | 観光の社会文化的影響②:オーバーツーリズム |
第7回 | 観光の社会文化的影響③:ポストコロナ時代の観光 |
第8回 | 事例研究(映像資料視聴):タイにおける観光開発がもたらしたこと |
第9回 | 中間まとめと中間試験 |
第10回 | 観光文化理論①:観光を形作る二項対立 |
第11回 | 観光文化理論②:本物の文化・偽物の文化 |
第12回 | 観光文化理論③:文化の客体化とは |
第13回 | 事例研究(映像資料視聴):「カンニバル・ツアーズ」からみる現代観光 |
第14回 | 観光と人類学をめぐる議論(オンライン授業) |
第15回 | 講義のまとめと期末試験 |