心理学研究演習Ⅳ
担当者岡本 潤子教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [心理学科 2018年度以降]
科目ナンバリングSEM-402

授業の概要(ねらい)

 班別で,研究を進めていきます。質問紙調査,あるいは,インタビュー調査など,自分たちで調査手法を選択してデータを取り,分析,考察を行います。班ごとで成果を発表しますが,最終的な研究結果は個人で執筆します。4年生の研究は,3年生より速いテンポで進むと思われますが,適宜3年生の班に助言を行うことで,知識と技術を定着させていきます。

授業の到達目標

① 班ごとに絞った研究テーマを,具体的な調査計画に整え,調査を実施できる。
② 得られたデータを分析し,考察し,班で協力して発表し,また,個人で執筆することが出来る。
③ 家庭裁判所研修の成果を,研究と実践の視点で考察することが出来る。

成績評価の方法および基準

 グループでの研究の進展20%,調査の実施・データの分析と考察などを精緻に行う個人の姿勢(含,授業への参加姿 勢)30%,成果発表20%,最終レポート30%を,総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『基礎から学ぶ 犯罪心理学研究法』 桐生 正幸福村出版
参考文献『臨床実践のための質的研究法入門』 ジョン・マクレオッド(著) 下山晴彦 (監修)金剛出版
参考文献『文系のためのSPSSデータ解析』 山際雄一郎・服部環ナカニシヤ出版

準備学修の内容

 調査の準備,データの整理・分析などは,授業時間だけでは行えません。各人が,グループ 作業を積極的に担うよう,工夫を提案し,努力することが必要です。

その他履修上の注意事項

 興味本位や個人的な関心に流されやすい分野ですが,臨床的な視点と,クールな探究心を期待します。また,面倒くさが らずに作業に向かう姿勢を歓迎します。特に,グループでの研究のために,自身の予定を調整する覚悟と, 前向きに取り組む意欲を期待します。グループで物理的に集合することは困難な時が多いと思います。方法を工夫し、意思疎通を取り合うよう、取り組んでください。

授業内容

授業内容
第1回後期イントロダクション。予備調査
第2回研究進行状況報告。予備調査
第3回班ごとに研究計画を固める ①
第4回班ごとに研究計画を固める ②
第5回研究の進め方についてのガイダンス ①
第6回班ごとに研究を進める。本調査の準備 ①
第7回班ごとに研究を進める。本調査の準備 ②
第8回班ごとに研究を進める。本調査。調査結果の整理,分析 ①
第9回班ごとに研究を進める。本調査。調査結果の整理,分析 ②
第10回研究の進め方についてのガイダンス ② (LMS オンデマンド)
第11回成果発表会の準備。レポート執筆の準備 ①
第12回成果発表会の準備。レポート執筆の準備 ②
第13回成果発表会 ①
第14回成果発表会 ②
第15回レポートの提出。まとめ