担当者 | 渡部 瑞希教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | JLT-101 |
日本人はとにかく妖怪が好きである。妖怪を題材にしたアニメやゲーム、書籍は人気を集めているし、鬼や狐、河童などは未だ日本人の信仰の対象ですらある。妖怪とは、日本の精神世界を知るうえで必要不可欠な存在である。
そこで日本文化Ⅰは「妖怪学基礎編」と題し、妖怪とは何か?について知ることを目的とする。講義の内容を先取りしていえば、妖怪とは日本のカミ(神)や仏の世界と密接にかかわっている。講義の最後では、日本の有名な妖怪を取り上げながら、日本の精神世界における妖怪をより深く理解することを目的とする。
・民俗学の観点から、学問的に日本の妖怪文化を解釈できる
・カミとホトケの違いを理解したうえで、妖怪を日本の宗教の中でとらえることができる
・妖怪の世界を通じて、日本の宗教や思想、ものの捉え方を理解できる
・毎回の講義後に行う確認テスト(40%)と学期末の最終試験(60%)を総合的に評価する。
・対面授業の場合、最終試験は持ち込み「不可」であるが、6割程度を確認テストの中から出題する。そのため、確認テストの内容を理解していることが求められる。
・履修人数多数でオンライン講義になった場合、最終試験はオンラインの持ち込み「可」で実施する。その際、確認テストからの出題は3割程度とする。
・オンライン講義になった場合、確認テストの提出にて出席の管理を行うものとする
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 妖怪学の基礎知識 | 小松和彦 | 角川選書 |
講義ごとにレジメを配布します。レジメはLMSにアップロードするので、欠席者は自身でレジメをコピーし試験に備えること
・確認テストはLMS上で行います。LMSの操作に慣れておくようにしてください
・オンライン授業日は、第8回講義です。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス 本講義の進め方、成績のつけ方、日程、講義スケジュールに関する説明等 |
第2回 | 日本のカミと妖怪 なぜ日本には、こんなにたくさんの妖怪が生まれたのか?そのルーツを探る |
第3回 | 仏教と妖怪世界の関係 仏教伝来により、妖怪世界にどのような変化が生じたのか? |
第4回 | 仏による妖怪退治 悪者妖怪を退治する仏の力とは? |
第5回 | 武家社会と妖怪退治 悪者妖怪を倒す「日本のヒーロー」誕生の物語とは? |
第6回 | 祟り・呪い・鎮魂 日本文化の神髄といえる祟りのメカニズムとは? |
第7回 | 人間とともに生きる妖怪たち 人間と仲良しの妖怪とは?人間を助ける妖怪とは? |
第8回 | 確認テストの解答と解説①―オンライン授業日 第2回~7回までの確認テストの解答と解説 |
第9回 | 日本の有名妖怪①―鬼 酒呑童子や節分の鬼などの物語から、日本社会における鬼の役割を学習する |
第10回 | 日本の有名妖怪②ー鬼女 鬼ばば、鬼嫁など、女が鬼になるとはどういうことかを学習する |
第11回 | 日本の有名妖怪③ー狐 お稲荷さん、人を化かす狐など、こわくてかわいい狐の妖怪世界 |
第12回 | 日本の有名妖怪④ー天狗 天狗とはいったい誰のことか? |
第13回 | 日本の有名妖怪⑤ー河童 河童にまつわるさまざまな昔話から、河童が日本人に愛される理由を探る |
第14回 | 確認テストの解答と解説② 第9回~13回までの確認テストの解答と解説および最終試験対策 |
第15回 | まとめと最終試験 |