担当者 | 藤木 貴史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [政治学科] | |
科目ナンバリング | SEM-401 |
本演習は「労働法」のゼミです。現在の日本社会は、労働を取り巻く様々な問題を抱えています。春学期の演習では、教科書を用いた学生相互間の授業により、大量の問題演習とディスカッションを通じて、労働法を学ぶための基礎知識に習熟して頂きます。
この授業の狙いは次の通りです。
①労働トラブルに関する情報を収集し、背景を推察できる(カリキュラムマップ7)
②自らが立てた目標に対して、解決策を考えることができる(カリキュラムマップ17)
③対話による利害調整を通じて、問題解決へと導くことができる(カリキュラムマップ12)
①労働法に関する基本的な知識をもとに、社会的問題の背景を推察できる
②設定された目標に向かって、準備を重ね報告をすることができる
③学生間のディスカッションにより、トラブルを解決するための道筋を見出すことができる
①基本的知識の確認、②報告内容、③ディスカッションへの貢献度から総合的に判断します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『ワークルール検定 初級テキスト〔第3版〕』 | 石田眞・道幸哲也・浜村彰・國武英生 | 旬報社 |
教科書 | 『ワークルール検定 問題集[2022年版]』 | 道幸哲也ほか | 旬報社 |
参考文献 | 『労働関係法規集 2021年版』 | 労働政策研究・研修機構 | 労働政策研究・研修機構 |
演習前:最低2時間は、授業で扱う個所を読むことが必要です。その場で発言できないとすれば、発言内容も事前に準備することが必要です。担当がある場合、さらに数時間以上の報告準備を行う必要があります。不安があれば、①関連する文献・教科書を調べる、②アポを取って、教員のオフィスアワーに確認に来るなど、対応が求められます。
演習後:演習で説明した事項は、次回の演習では理解したものと扱われます。理解不十分な箇所は、①関連する文献を自力で調べる、②アポを取って、教員のオフィスアワーに確認に来るなど、対応が求められます。
【授業に臨む姿勢】
①「労働法I・II」の授業未履修者は、3年次の履修を義務付けます。
②教科書の購入は必須です。未購入者の履修を認めません。
③大学は、企業と異なり、いくらでも失敗できる場所です。恥ずかしがらずに、しかし論理的に、話すトレーニングに挑んでいただきます。
④演習は、講義と異なり、学生がしゃべって初めて成立するものです。沈黙は単位に値しません。ゼミ中に発言が一切なかった場合、出席と扱いません。
⑤演習は、講義と異なり、学生が主体となって行うものです。十分に予習・復習が求められます。特に、報告レジュメを作るためには、MELIC等で判例や文献を丁寧に調べることが求められます。ACTII・ACTIIIを有効活用しましょう。
⑥予習/復習方法が分からない場合、①ACTII・ACTIIIを有効活用しましょう。②教員のオフィスアワーを有効活用しましょう。
⑦全回出席が前提です。無断欠席・正当な理由のない欠席や、報告のサボりは単位付与の対象となりません。
【関連科目】
本講義の理解のためには、①日本国憲法、②民法(民法総則、債権総論、契約法、不法行為法)、③行政法、④民事訴訟法、⑤刑法などの基礎的知識があることが望ましいです。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション(【初級】8-24頁) |
第2回 | 第1章 労働契約の当事者〈ディスカッション〉 |
第3回 | 第2章 労働契約(1)(【初級】26-37頁、42-46頁) |
第4回 | 第2章 労働契約(2)〈ディスカッション〉 |
第5回 | 第2章 労働契約(3)(【初級】38-41頁、47-55頁) |
第6回 | 第2章 労働契約(4)〈ディスカッション〉 |
第7回 | 第3章 賃金(1)(【初級】58-54頁) |
第8回 | 第3章 賃金(2)〈ディスカッション〉 |
第9回 | 第4章 労働時間ほか(1)(【初級】86-120頁) |
第10回 | 第4章 労働時間ほか(2)〈ディスカッション〉 |
第11回 | 第5章 雇用終了(1)(【初級】122-141頁) |
第12回 | 第5章 雇用終了(2)〈ディスカッション〉 |
第13回 | 第6章 労働組合法(1)(【初級】144-179頁) |
第14回 | 第6章 労働組合法(2)〈ディスカッション〉 |
第15回 | 〈まとめ〉内容整理 / 後期のゼミに向けての調整 |