日本文化Ⅱ-Ⅱ
担当者髙久  舞教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングJLT-104

授業の概要(ねらい)

本授業では、日本文化を学ぶ上で前提となる教養科目について多角的に修得し理解できることをねらいとする。

私たちが生活をする上で何気なく行なっている習慣、家族から聞いて知らぬうちに身についていた知識や考え方がある。これら世代を超えて伝えられてきた自然に身についている行為、知識、観念を資料とし、現代を生きる私たちの生活文化を説明する学問が民俗学である。
この授業では、私たちの知識や観念が、どのような行為に現れているのか、具体的な祭り、祭礼の実態や儀礼を通じて日本文化を多角的に学ぶ。

授業の到達目標

①民俗学的観点から祭り・祭礼について説明ができる。(知識・理解)
②祭り・祭礼について自らの調べ、考える態度を持つ(関心・意欲・態度)
③祭り・祭礼を通じて日本文化を多角的に捉え、自ら意見を述べることができる(思考・判断)

成績評価の方法および基準

(1)リアクションペーパー(到達目標②)   30% (関心・意欲・態度)
(2)筆記試験(到達目標①③)        70% (知識・理解・思考・判断)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献はじめて学ぶ民俗学市川秀之、中野紀和、篠原徹、常光徹、福田アジオミネルヴァ書房
参考文献日本民俗学概論福田アジオ・宮田登吉川弘文館

準備学修の内容

以下のような準備学習課題を課します。
・事前に参考書に示した概説書などを読み、講義内容の理解を深める。
・自分が体験したことのある祭りや祭礼について、講義を通して目的や意味を考えてまとめる。

その他履修上の注意事項

ガイダンスはオンラインで9月16日〜21日に配信する。
ガイダンスを受講した上で9月20日の対面授業を受講すること。

授業内容

授業内容
第1回ムラの祭りと祭祀組織
第2回祭りの季節
第3回祭りから祭礼へ
第4回山・鉾・屋台の祭礼① 山・鉾・屋台の概要
第5回山・鉾・屋台の祭礼② 花輪祭の屋台行事(秋田県)
第6回山・鉾・屋台の祭礼③ 花輪祭の屋台行事(秋田県)
第7回山・鉾・屋台の祭礼④ お旅まつり(石川県)
第8回山・鉾・屋台の祭礼⑤ お旅まつり(石川県)
第9回船祭り① 各地の船祭り
第10回船祭り② 真鶴町の貴船まつり(神奈川県)
第11回都市の祭礼①  天下祭と祭礼の変遷(東京都)
第12回都市の祭礼② 八王子まつり(東京都)
第13回都市の祭礼③ 八王子まつり(東京都)
第14回筆記試験
第15回【オンライン】ガイダンス(前期の振り返り)
※9月16日〜9月21日配信予定