日本文化Ⅱ-Ⅰ
担当者髙久  舞教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングJLT-103

授業の概要(ねらい)

本授業では、日本文化を学ぶ上で前提となる教養科目について多角的に修得し理解できることをねらいとする。

私たちが生活をする上で何気なく行なっている習慣、家族から聞いて知らぬうちに身についていた知識や考え方がある。これら世代を超えて伝えられてきた自然に身についている行為、知識、観念を資料とし、現代を生きる私たちの生活文化を説明する学問が民俗学である。
この授業では、私たちの知識や観念が、どのような行為に現れているのか、具体的な習俗や行事を通じて日本文化を多角的に学ぶ。

授業の到達目標

①民俗学の目的と、民俗資料について説明できる。
②具体的な行事について説明ができる。
③自らが体験したことのある行事について、その意味や目的を説明できる。

成績評価の方法および基準

(1)リアクションペーパー(到達目標①②)  15% (理解・意欲)
(2)小テスト(到達目標②③)        15% (知識・理解)
(3)筆記試験(到達目標②③)        70% (知識・理解)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献はじめて学ぶ民俗学市川秀之、中野紀和、篠原徹、常光徹、福田アジオミネルヴァ書房
参考文献日本民俗学概論福田アジオ・宮田登吉川弘文館

準備学修の内容

以下のような準備学習課題を課します。
・事前に参考書に示した概説書などを読み、講義内容の理解を深める。
・自分が体験したことのある行事について、講義を通して目的や意味を考えてまとめる。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス 生活の中の伝承文化
第2回人々の願いと信仰
第3回言い伝えとまじない
第4回卜占と競技の行事
第5回豊作を願う① 稲作の予祝行事
第6回豊作を願う② 稲作の田植え行事
第7回豊作を願う③ 稲作の生育行事
第8回豊作を願う④ 稲作の収穫行事
第9回厄災を払う① 火祭り行事
第10回厄災を払う② 来訪神行事
第11回厄災を払う③ 厄年と年祝い
第12回疫病を退散させる① 疫病への恐れ
第13回疫病を退散させる② 道切りと疫病送り
第14回筆記試験
第15回【オンライン】豊作を願う人々(振り返り)
※第8回〜9回の間に配信予定。小テストあり