英語圏の文学Ⅰ
担当者大野 雅子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [外国語学科 2016年度以前入学]
科目ナンバリングLIE-101

授業の概要(ねらい)

この授業においては、ウィリアム・シェイクスピアの代表的な作品をいくつか取り上げ、テーマ、ストーリー、英語表現、英語のリズムに焦点を置いて講義を行う。シェイクスピアの英語は英語という言語の重要な一部である。その言葉の意味・イメージ・リズムを分析することによって、多様な英語表現と英語のリズムを身につけることを目的とする。英語を学ぶということは英文学を学ぶことである。英文学を読むことなく、洗練された表現や感情の機微を的確に表す英語を身につけることはできない。授業は部分的に英語で行う。日本語を介在せずに英語を理解する能力を増進するためである。学生の理解度を確認するために、毎回の授業後半で、説明した内容に関して質疑応答する、コメントを書く、プレゼンテーションを行うなどのアクティビティーを実施する。

授業の到達目標

1. 英文学の基礎的知識を修得する。
2. 文学を批評的観点から読むことによって思考力を養う。
3. 英語の速読力を身につける。
4. 英詩の韻律の分析方法を修得する。
5. 英語のリスニング力を増強する。

成績評価の方法および基準

授業内発表 と授業内提出物60%、中間テスト20%、期末テスト20%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書プリント配布
参考文献シェイクスピアの正体河合祥一郎新潮文庫
参考文献あらすじで読むシェイクスピア全作品河合祥一郎祥伝社新書
参考文献新訳ロミオとジュリエット河合祥一郎訳角川文庫
参考文献新訳夏の夜の夢河合祥一郎訳角川文庫
参考文献新訳ハムレット河合祥一郎訳角川文庫
参考文献新訳オセロー河合祥一郎訳角川文庫

準備学修の内容

参考図書を各自購入または図書館で借りて読んでおくこと。

その他履修上の注意事項

積極的に授業に参加することが重要である。15週間授業に参加したあとは英語力が確実に伸びていることを実感するであろう。

授業内容

授業内容
第1回シェイクスピアの人生と作品の概要(1)
第2回シェイクスピアの人生と作品の概要(2)
第3回シェイクスピア『ロミオとジュリエット』(1)一目惚れ
第4回シェイクスピア『ロミオとジュリエット』(2)バルコニーでの愛の誓い
第5回シェイクスピア『ロミオとジュリエット』(3)二人の死
第6回シェイクスピア『夏の夜の夢』(1)2組のカップル
第7回シェイクスピア『夏の夜の夢』(2)妖精
第8回シェイクスピア『夏の夜の夢』(3)恋の三色菫
第9回まとめと中間テスト
第10回シェイクスピア『ハムレット』(1)生きるべきか死ぬべきか
第11回シェイクスピア『ハムレット』(2)尼寺へ行け
第12回シェイクスピア『ハムレット』(3)弱きもの、汝の名は女なり
第13回シェイクスピア『オセロー』(1)ハンカチ
第14回シェイクスピア『オセロー』(2)嫉妬
第15回まとめと期末テスト