授業の概要（ねらい）

近年，リスク社会と呼ばれる現代社会の中で，地域は少子高齢化，人口減少，過疎化，産業の衰退，環境問題や自然災害…など複数の課題を抱えている。地域メディアは，以上の課題を解決する役割が期待されている。本授業では，災害情報を中心に，地域メディアを活用することにより，地域が行政・ボランティア・NPO・NGO・観光客といった外部者と連携し，防災や復興，地域活性化といった目的を達成する事例を紹介する。また，グループワークの形で，災害関連の地域メディアを作成することで，受講生自らが当事者となり地域社会の問題への解決方法を提案・共有する。

授業の到達目標

（１）地域問題を当事者の視点から説明できる
（２）地域社会や災害情報の課題を理解し，その解決方法を提案できる能力を身に付ける

成績評価の方法および基準

（１）小レポート40% :小レポートの形でワークシートを書いてもらう講義がある。記載内容に応じて加点していく。
（２）期末レポート 60%:講義内容の理解を問う論述を課す。

教科書・参考文献

準備学修の内容

地域社会や地域メディア，災害情報について関心を持ち，授業で紹介される事象に対して考察を深めること

その他履修上の注意事項

・授業計画は，受講生の関心や社会情勢によって変更する場合がある
・授業中に質問や議論など積極的な授業参加を期待する
・教員の授業進行および他者の学習を妨害する行為があれば，教室から退出を命じることがあるので注意すること

授業内容