日本史籍講読1B-Ⅰ
担当者相澤  央教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングJPH-217

授業の概要(ねらい)

 この授業では、漢文で書かれた日本古代史の史料の読解を行う。はじめは返り点などの訓点が付いた史料を読み、慣れてきたら訓点の付いていない史料を読んでみる。取り上げる史料は、高等学校の日本史の授業で習ったような有名な歴史的できごとや人物に関わる史料である。受講者は、割り振られた担当箇所の、史料の書き下し文、現代語訳、用語解説などをレジュメとしてまとめて発表し、それを基にして、史料の読み方、用語解説、内容理解の仕方などについて論じる。

授業の到達目標

①史料の基本的な読み方を習得し、おおよその内容を読み取れるようになる。
➁史料を読解し、その歴史的価値を理解することができるようになる。

成績評価の方法および基準

 担当箇所のレジュメと発表(50%)と、授業内試験(50%)で評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『日本史史料1古代』歴史学研究会岩波書店
参考文献『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』苅米一志吉川弘文館

準備学修の内容

 担当箇所のレジュメ作成にあたっては、分からない漢字や用語を、各種辞書・辞典類でこまめに調べておくこと。自分の担当箇所以外についても、分からない漢字や用語を調べて予習ノートを作成して授業を受けること。

その他履修上の注意事項

 授業に漢和辞典(電子辞書でもよい)を持参すること。なお、7の各回の授業内容は授業の進捗状況により変更することがある。

授業内容

授業内容
第1回授業の内容、進め方などについてのガイダンス。担当箇所の割り振り。
第2回教員による古代史の史料についての講義。
第3回教員による研究報告(オンライン授業)
第4回律令国家形成期の史料を読む①
第5回律令国家形成期の史料を読む②
第6回律令国家形成期の史料を読む③
第7回律令国家形成期の史料を読む④
第8回律令国家形成期の史料を読む⑤
第9回奈良時代の史料を読む①
第10回奈良時代の史料を読む②
第11回奈良時代の史料を読む③
第12回奈良時代の史料を読む④
第13回奈良時代の史料を読む⑤
第14回奈良時代の史料を読む⑥
第15回授業のまとめと授業内試験