担当者 | 山下 須美礼教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | JPH-227 |
幕末維新期に記された史料をテキストとして、史料の読解力を養い、史料の背景にある時代状況や地域の在りようについて調査・考察する力を身につける。戊辰戦争に関する史料を取り上げ、それを読解するとともに、幕末の政治状況やそれにともなう地域社会の動向について考察を深める。前半は史料の読み方や内容を少しずつ確認しながら全員で輪読し、後半は担当者による発表により授業を進める。
・近世史料の読解力を養うとともに、関連する史料や文献の探し方、調べ方を修得する。
・史料の歴史的価値を理解できるようになる。
①予習に基づいた、毎回の授業への参加度(20%)
②発表担当の際の準備度合いおよびその発表内容(40%)
③前期末に行う筆記試験(40%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 戊辰戦争の新視点(上)世界・政治 | 奈倉哲三・保谷徹・箱石大 | 吉川弘文館 |
参考文献 | 戊辰戦争の新視点(下)軍事・民衆 | 奈倉哲三・保谷徹・箱石大 | 吉川弘文館 |
参考文献 | 戊辰戦争の史料学 | 箱石大 | 勉誠出版 |
参考文献 | 戦争の日本史18 戊辰戦争 | 保谷徹 | 吉川弘文館 |
・授業内で予習プリントを配布する。それに沿って各自で読み方や意味を調べ、文意を把握し、次の授業に臨む。
・必要に応じて他の史料や参考文献にあたり、背景となる政治や社会状況についても説明できるようにする。
・毎回の予習は必須である。
・史料の読み方や内容を確認し、分からないところをはっきりさせた上で授業に出席すること。
・議論へも積極的に参加すること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 授業の内容、進め方、評価等についてのガイダンス/史料の紹介 |
第2回 | 史料の読解と周辺情報の整理①(辞書等の使い方等)/史料の分担・発表の順番決定 |
第3回 | 史料の読解と周辺情報の整理②(近世史料の表記について等) |
第4回 | 史料の読解と周辺情報の整理③(読解に必要な基礎知識) |
第5回 | 史料の読解と周辺情報の整理④(近世史料の書き下しについて等) |
第6回 | 史料の読解と周辺情報の整理⑤(近世史料の書き下しについて等) |
第7回 | 史料の分担箇所を読み進める(オンライン) |
第8回 | 発表と質疑応答① |
第9回 | 発表と質疑応答② |
第10回 | 発表と質疑応答③ |
第11回 | 発表と質疑応答④ |
第12回 | 発表と質疑応答⑤ |
第13回 | 発表と質疑応答⑥ |
第14回 | 各発表の振り返りと試験 |
第15回 | 試験の返却と解答の確認による授業のまとめ |