担当者 | 吉野 裕教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | GGR-211 |
この講義では全受講者・教員間で、世界の食文化に関する書籍『砂糖の世界史』を読み進めていきます。毎回、発表担当者は指定された部分を事前に読み、その要旨をレジュメにまとめます。そして講義時に、担当箇所の内容をわかりやすく他の履修者・教員に説明することになります。さらに発表内容について討論(質疑応答)を行い、書籍の内容や専門用語などに関する理解を深めていきます。これに加え、文章を要約する能力やプレゼンテーションの技術も身につけることが可能になります。これらの技術・能力は卒業論文を作成するうえで不可欠なものとなります。
また第3回目に、みなさんご自身に「世界各地の甘いもの」に関する学術的なコラムを探していただきます。そして、第13~15回目にこれらを全員で楽しく輪読します。
以上の作業を経験することで、みなさんは様々な社会の様子や記述された地域の特徴を把握できるようになります。
①地理学に関する書籍を読み、その要旨をレジュメ・スライドにまとめ、これらを用いて発表できる。
②書籍に記述されている地域の食文化の特徴とその背景を把握し、これを他者に説明できる。
発表(80%)と受講態度(20%)をもとに総合的に評価を行います。
※受講態度:質疑応答にのぞむ態度のことを意味します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『砂糖の世界史』 | 川北 稔 | 岩波書店 |
参考文献 |
講義の前後にテキストを熟読し、予習・復習をして下さい。また、地理学とその隣接分野の書籍を読み、知識の獲得に励んで下さい。
・第1回目の授業はオンラインでの実施となります。これに関する情報をLMS(地理書講読Ⅰ)に掲示しますので、きちんと確認して下さい。
・「地理書講読Ⅱ」とあわせて通年で受講することを望みます。また、「地理学演習Ⅰ・Ⅱ」の履修希望者に、この科目の履修をおすすめします。
・毎回、リアクションペーパーを配布します。これに質問・意見・要望などを自由に書いて提出して下さい(記載内容で減点することはありません)。
・出席回数が少ない、発表時に無断で欠席したなどの場合は、成績評価の対象とはしません。やむを得ない事情がある場合はご相談下さい。
・発表時にはパワーポイントを使用して下さい。これを機に、パソコン関連の知識・技術を磨いて下さい(使用方法は第2回目で学びます)。
・履修者の人数に応じて、授業の形式・内容を変更する場合があります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス、履修上の諸注意、教科書の案内【オンライン】 |
第2回 | 発表当番を決めよう・レジュメの作成方法について学ぼう |
第3回 | プロローグ・「世界の甘いもの」に関するコラムを読もう(1)コラムを検索してみる |
第4回 | 発表①第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか |
第5回 | 発表②第2章 カリブ海と砂糖 |
第6回 | 発表③第3章 砂糖と茶の遭遇 |
第7回 | 発表④第4章 コーヒー・ハウスが育んだ近代文化 |
第8回 | 発表⑤第5章 茶・コーヒー・チョコレート |
第9回 | 発表⑥第6章 「砂糖のあるところに、奴隷あり」 |
第10回 | 発表⑦第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休み」―労働者のお茶― |
第11回 | 発表⑧第8章 奴隷と砂糖をめぐる政治 |
第12回 | 発表⑨第9章 サトウキビの旅の終わり―ビートの挑戦― |
第13回 | エピローグ・「世界の甘いもの」に関するコラムを読もう(2)コラムを読む |
第14回 | 「世界の甘いもの」に関するコラムを読もう(3)コラムを読む |
第15回 | 「世界の甘いもの」に関するコラムを読もう(4)コラムを読む・総括 |