卒業演習(日本史5)-Ⅱ
担当者宮川 麻紀教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングSEM-410

授業の概要(ねらい)

日本古代史に関して自由にテーマを設定するか、あるいはこちらが用意する論文の中から一つ選択し、内容を発表する。 どのような史料を根拠に、どのような説を述べているか読解し、その要約と自身の考えを発表する。 発表者以外は、あらかじめ各回の発表で用いる論文を読んでおき、授業内で発表者に対して質問や意見を出す。
なお、一人二回発表することとし、二回目は関連する他の論文や史料も読んで、その内容を反映させる。

授業の到達目標

①古代史研究のテーマや研究動向を習得する。
②古代史の論文を読解できるようになる。
③史料や専門用語を辞書や文献で調べられる。
④研究上の様々な論点について、自身の考えを述べられる。

成績評価の方法および基準

(1)各回の授業での報告と討論への参加50%
(2)学期末に提出するレポート(報告内容を発展させ、論文形式にして4000字以上で執筆する)50%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『展望日本歴史』4~7小笠原好彦・吉村武彦東京堂出版
参考文献

準備学修の内容

・受講者は、各回の報告で扱う論文を事前に読み、理解する。
・発表者は論文の要旨をレジュメにまとめる。語句は『大漢和辞典』『日本国語大事典』『国史大辞典』をひいて調べる。
・発表内容に関する他の書籍や論文も読み、レポートを作成する。

その他履修上の注意事項

卒業論文で日本古代を希望する人は、3年次までに履修すること。この演習への参加を通して、卒業論文のテーマを探し出し、卒業論文執筆に必要な史料や論文の読解力を身につけてほしい。また、日頃から関心のあるテーマを探すとともに、 各発表の討論にも参加してほしい。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
・演習の進め方の説明
・発表者の決定、発表の仕方の解説
第2回課題の作業[オンライン]
・一つの論文を読み、要旨を作る。
・自身の意見を書く。
第3回発表と討論①
・発表者による論文の要旨・説明の発表、参加者による討議
第4回発表と討論②
・発表者による論文の要旨・説明の発表、参加者による討議
第5回発表と討論③
・発表者による論文の要旨・説明の発表、参加者による討議
第6回発表と討論④
・発表者による論文の要旨・説明の発表、参加者による討議
第7回発表と討論⑤
・発表者による論文の要旨・説明の発表、参加者による討議
第8回発表と討論⑥
・発表者による論文の要旨・説明の発表、参加者による討議
第9回内容を発展させた発表と討論①
・論文に関連する諸説の発表、参加者による討議
第10回内容を発展させた発表と討論②
・論文に関連する諸説の発表、参加者による討議
第11回内容を発展させた発表と討論③
・論文に関連する諸説の発表、参加者による討議
第12回内容を発展させた発表と討論④
・論文に関連する諸説の発表、参加者による討議
第13回内容を発展させた発表と討論⑤
・論文に関連する諸説の発表、参加者による討議
第14回内容を発展させた発表と討論⑥
・論文に関連する諸説の発表、参加者による討議
第15回課題の作業
・一つの論文を読み、要旨を作る。
・引用されている史料を輪読する。