担当者 | 神山 英紀教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | SWS-301 |
結婚制度、介護保険制度、都道府県制度等々の「社会制度」は、社会学が撤退を許されない研究対象の1つである。この講義では、社会学のこれまでの蓄積を重視しながらも、隣接分野で活用されている概念やモデルも柔軟に取り込み、「制度」への一般的で有効な社会学的アプローチの確立を目指す。また、現実社会の諸側面にそれを適用し、現代社会の課題に応えることを試みる。そのような流れの中で、現在活用されている重要な理論やモデルや概念のいくつか、注目されている論点等を、新聞記事やVTRなども利用しつつ、紹介してゆきたい。今年度は、とくに、家族の形を糸口にしつつ、社会指標論、政策評価論、非協力/協力ゲーム理論の紹介に重点を置きたい。
テレビや新聞などで知る社会制度に関するニュース・記事について、受講する前よりも多くの関心を払い、独自性のある視点から的確で深い批評ができるようになること。
自身の置かれた状況を改善するために、新たな制度を案出する発想を持てるようになること。
講義期間中、不定期に4回程度「小テスト」を実施、その合計点を基本に成績評価を行う予定。各小テストの内容は、直近の授業内容とそれまでの授業内容に関するものである。(開講時にさらに詳細を述べる。)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 2020『よくわかる 福祉社会学』 | 武川正吾・森川美絵・井口高志・菊地英明編著 | ミネルヴァ書房 |
参考文献 | 1995『制度論の構図』 | 盛山和夫 | 創文社 |
関連文献を読み、授業で紹介された理論やモデルを日常の社会生活に適用して考えてみるとともに、小テストの結果から学修の足らぬ点を自分で把握し、次回テストで同じ問題が出題されたとき必ず正解できるようにしておくこと。
〇この「社会制度論」はⅠ・Ⅱに分かれているものではありません。前期と同一の科目を履修しないよう注意してください〇
いわずもがなのことですが、毎回講義に遅刻せずに出席し、時間中は静粛にしてください。社会についての自分の視野を広げ関心を深めるという気持ちを持って授業に参加してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 家族という制度(1) 核家族化の真偽について学ぶ |
第2回 | 家族という制度(2) 「規範としての家族」について学ぶ |
第3回 | 家族という制度(3) 「多様化する家族」について学ぶ |
第4回 | 社会指標論(1) 1970年代に作成された社会指標について学ぶ |
第5回 | 社会指標論(2) 人間開発指数等について学ぶ |
第6回 | 社会指標論(3) いわゆる「豊かさ指標」の問題点について学ぶ |
第7回 | 社会指標論(4) 「イデオロギーとしての社会指標」について学ぶ |
第8回 | 政策評価論(1) 経済学的発想に基づく政策評価方法について学ぶ |
第9回 | 政策評価論(2) 経営学的発想に基づく政策評価方法について学ぶ |
第10回 | 政策評価論(3) 社会心理学的発想に基づく政策評価方法について学ぶ |
第11回 | 政策評価論(4) プログラム評価等について学ぶ |
第12回 | 期待利得と期待効用 期待効用の最大化という行動基準について学ぶ |
第13回 | 非協力ゲームのモデル ゲームの基本概念等について学ぶ |
第14回 | 協力ゲームのモデル 提携の概念等について学ぶ |
第15回 | オンライン授業を、第1回の授業終了後、第2回の授業開始までの間に行う予定。内容は履修方法・成績評価・講義計画等。 |