担当者 | 井内 正敏教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | ECO-101 |
本授業は、経済学の基本的な考え方とその活用方法の修得を目的として、講義形式で実施します。経済学の理論については、微視的な観点から消費者や生産者の行動を分析対象とし、市場の機能などを明らかにするミクロ経済学と、巨視的な観点から経済の仕組みや動向を分析するマクロ経済学に大きく分けることができます。
授業の前半では、ミクロ経済学の基礎理論を、後半ではマクロ経済学の基礎理論を中心に解説を行います。本授業は経済学の初学者を対象としていますので、図や数値例を用いながら、できるかぎり分かりやすく丁寧な説明に努めます。
①学生は、経済学の基礎概念と基礎理論について説明できる。(知識・理解)
②学生は、市場の役割機能や市場における政府の役割について説明できる。(知識・理解)
③学生は、経済学の基礎理論に基づいて、身近な経済事象を論理的に説明できる。(知識・理解)
①授業への貢献度(到達目標①、②、③) 20%
②期中における小テスト:3回実施(到達目標①、②、③) 30%
③期末レポート(到達目標①、②、③) 50%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 入門経済学 第4版 | 伊藤元重 | 日本評論社 |
参考文献 | ミクロ経済学入門の入門 | 坂井豊貴 | 岩波書店(岩波新書) |
参考文献 | やさしいマクロ経済学 | 塩路悦朗 | 日本経済新聞出版社(日経文庫) |
教科書とレジュメに沿って講義を行います。毎回の授業の最後に、次回の講義内容の主要テーマや教科書該当箇所を示しますので、教科書や参考書を用いて予習をしてください。その際、理解が困難な点等については質問事項として整理しておいてください。
また、次回授業までにレジュメやノートを用いて、授業で解説した重要な経済用語については自ら説明できるよう、必ず復習をしてください。
毎回の授業について、予習と復習にそれぞれ1時間ずつあてることを想定しています。
授業の内容について理解が困難である場合には、授業の内外を問わず、積極的に質問をしてください。授業への貢献として評価します。
また、日頃より新聞や雑誌などの経済記事に関心をもつようにしてください。
第14回の授業はオンライン授業(LMSによるオンデマンド形式)になります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:市場経済と経済学、ミクロとマクロ |
第2回 | 需要と供給:経済主体(家計、企業、政府)、市場(財市場、労働市場、資産市場) |
第3回 | 需要曲線と消費者行動:効用、限界効用、消費者余剰 |
第4回 | 供給曲線と生産者行動:利潤、限界費用、生産者余剰 |
第5回 | 市場取引と資源配分:価格メカニズム、余剰分析 |
第6回 | 余剰分析の応用:税金のケース、貿易のケース |
第7回 | 独占と競争の理論:独占、独占的競争、完全競争 |
第8回 | 「市場の失敗」とその原因:外部効果、公共財 |
第9回 | 「市場の失敗」と政府の役割:競争政策、環境政策、消費者政策 |
第10回 | 失業の原因と労働市場:自然失業率、賃金の下方硬直性 |
第11回 | 貨幣の機能と資産市場:金利、物価(インフレ、デフレ) |
第12回 | 総需要の決定理論:GDP、乗数メカニズム |
第13回 | 総需要と総供給:総需要・総供給分析 |
第14回 | 経済政策を巡る論争:経済学の歴史と理論(オンライン授業:LMSによるオンデマンド形式) |
第15回 | 授業のまとめ |