心理学総合演習Ⅰ
担当者水内 豊和教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [文学研究科 臨床心理学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

 心理臨床を実践する上で、基盤となる知識の習得は不可欠であるが、それを実践の中で事例とどのように結び付けていくのか本演習を通じて考える。本論ではまず、心理専門職として必要な知識の習得を確認するとともに、最新の関連データや法律・法令について概説する。後半では、臨床心理学的見地から具体的な事例を読むことで、習得された知識と実践の結びつきを考え、多職種連携や地域活動に必要な考え方を身につける。

授業の到達目標

・心理実践を行っていくための基盤となる法律・法令、資格を含めた制度について理解する。
・心理実践に必要な医学的・薬学的知識を理解する。
・心理実践の事例を読み解き、必要な知識を説明できる。

成績評価の方法および基準

 授業内の課題・発表(40%)、授業内での議論への貢献度(20%)、期末試験(40%)で総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書なし。
参考文献適宜紹介します。

準備学修の内容

 あらかじめ指定された文献や資料を読んできて、授業内で発表したり議論に参加できるようにしてください。

その他履修上の注意事項

 授業内の課題にはLMSを使う予定です。変更がある場合などについては授業内で指示します。また。LMSの本授業のページ内に、授業に関する情報を掲載しますので、履修者は毎週アクセスするようにしてください。

授業内容

授業内容
第1回心理職の資格の種類と特徴
第2回公認心理師法と公認心理師の職責
第3回保健医療分野の心理職の仕事と法律・法令
第4回福祉分野の心理職の仕事と法律・法令
第5回教育分野の心理職の仕事と法律・法令
第6回司法・犯罪分野の心理職の仕事と法律・法令
第7回産業分野の心理職の仕事と法律・法令
第8回精神医学の知識
第9回慢性疾患・難病等の医学的知識と薬物
第10回心理実践の事例から学ぶ(保健医療分野)
第11回心理実践の事例から学ぶ(福祉分野)
第12回心理実践の事例から学ぶ(教育分野)
第13回心理実践の事例から学ぶ(司法・犯罪分野)(オンライン回)
第14回心理実践の事例から学ぶ(産業分野)
第15回まとめと展望