臨床心理関連行政論
担当者水内 豊和教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [文学研究科 臨床心理学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

 心理臨床を実践する上で、法と倫理の理解は重要である。本論では心理職として必要な法と制度について概説する。その上で臨床心理学的な視点から法と制度、倫理的な課題がどのように心理臨床に関係するのかについてアプローチしていく。

授業の到達目標

・心理臨床家が職務を遂行する上で関わる分野の法律を説明できる
・心理臨床家の職業倫理について説明できる
・具体的な事例に対して、どのように行動するべきかを説明できる

成績評価の方法および基準

 各授業内で実施するリアクションペーパーの内容および授業態度(70%)とまとめテスト(30%)で総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書公認心理師の基礎と実践23  関係行政論 第2版野島一彦・繁桝算男 監修 元永拓郎 編遠見書房
参考文献適宜紹介します。

準備学修の内容

 授業で紹介する文献、ニュース、インターネットサイトなどについて、興味を持って読み、関心を広げてください。

その他履修上の注意事項

 授業内の課題にはLMSを使う予定です。変更がある場合などについては授業内で指示します。また。LMSの本授業のページ内に、授業に関する情報を掲載しますので、履修者は毎週アクセスするようにしてください。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション 法律と倫理とは何かについて
第2回公認心理師法、日本臨床心理士会倫理綱領、臨床発達心理士倫理綱領
第3回秘密保持について
第4回保健医療分野に関する法律・制度(1)主に精神科医療について
第5回保健医療分野に関する法律・制度(2)地域保健医療について
第6回福祉分野に関する法律・制度(1)児童福祉について
第7回福祉分野に関する法律・制度(2)障害者・障害児福祉について
第8回福祉分野に関する法律・制度(3)高齢者福祉について
第9回教育分野に関する法律・制度(1)生徒指導について
第10回教育分野に関する法律・制度(2)特別支援教育について
第11回司法犯罪分野に関する法律・制度(1)刑事・家事について
第12回司法犯罪分野に関する法律・制度(2)少年非行について(オンライン回)
第13回産業・労働分野に関する法律・制度について
第14回研究倫理について
第15回まとめと展望