実践発達科学Ⅱ
担当者水内 豊和教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [心理学科 2018年度以降]
科目ナンバリングDEP-202

授業の概要(ねらい)

 発達障害児・者の困りを解決し、生涯発達を支え、社会参加を促進するために、近年では、積極的にICTを用いた発達や学習支援が取り組まれている。臨床発達心理学的な視点から、ICTを用いた具体的な事例を通して、発達障害児・者を支える発達アプローチについて理解を深める。

授業の到達目標

・発達障害児・者の実態把握の方法を理解できる。
・発達障害児・者に対するICTを用いた発達や学習支援の方法について説明できる。
・具体的な事例に対して、どのように行動するべきかを説明できる。

成績評価の方法および基準

毎時間授業内で実施するリアクションペーパーの内容(70%)と演習課題(30%)で総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書シーズ(アプリ活用)とニーズ(授業展開)でわかる! 特別支援教育 1人1台端末活用実践ガイド 自立活動他編水内豊和・後藤匡敬(編)明治図書出版
参考文献適宜紹介します。

準備学修の内容

 授業で紹介する文献、ニュース、インターネットサイトなどについて、興味を持って読み、関心を広げてください。

その他履修上の注意事項

・授業内の課題にはLMSを使います。変更がある場合などについては授業内で指示します。また、LMSの本授業のページ内に、授業に関する情報を掲載しますので、履修者は毎週アクセスするようにしてください。
・各種のアプリなどを実際に用いた演習も行います。各自のスマホ(OSは問いません)も授業中に使います。通信量がかからないよう、学内LANに接続しておいてください。

授業内容

授業内容
第1回発達と発達障害
第2回障害概念の捉え方
第3回障害のある人の合理的配慮
第4回ICT「で」発達を支える(1)入力
第5回ICT「で」発達を支える(2)認知、記憶、注意
第6回ICT「で」発達を支える(3)出力
第7回ICT「を」適応行動として教える(1)コミュニケーション
第8回ICT「を」適応行動として教える(2)情報モラル
第9回ICT「に」よってもたらされる生涯発達(1)VR、AR
第10回ICT「に」よってもたらされる生涯発達(2)プログラミング
第11回ICT「に」よってもたらされる生涯発達(3)AIスピーカー、ロボット
第12回発達を支えるツールや教材を作成してみよう(1)コミュニケーション編
第13回発達を支えるツールや教材を作成してみよう(2)スケジュール編
第14回発達を支えるツールや教材を作成してみよう(3)プログラミング編(オンライン回)
第15回まとめと展望