教職論
担当者橋本 和顕教員紹介
学年・開講期1年次 Ⅰ・Ⅲ  [理工学部 情報科学科(通信課程)]
科目の種類教職
クラステキスト授業
区分・単位教必 2単位
科目ナンバー4H102

授業の概要(ねらい)

教職への関心を高めて知識理解を深めるとともに、資質・能力の向上に努めながら自己の適性について洞察し、教職に対する態度形成を図り、自分は教職課程の履修を続けるべきか、どうかを的確に判断できる力をつけることを目指している。
 そのため、学校教育と教職の意義、教員の役割、職務内容、研修等、教職について歴史、理念、制度、実態など多角的多面的に探究していく。また、学習活動を通して客観的に自分を見つめて自己分析、自己理解を進め、教職への適性を把握し、これからの課題の明確化を図る。

授業の到達目標

(1)教職について関心をもち、教職の意義、教員の役割、職務内容、研修等、基礎的・基本的な事項について、積極的に調べ、考え、表現することができる。
(2)自己の資質向上に努めるとともに、能力・適性について考察を深め、教職への理解、目的意識、学習意欲の有無を自らに問い、教職課程履修の継続を責任をもって判断することができる。
(3)教職志望の目的や理由、目標達成を目指す教職課程修得への決意や学習計画について、筋道を立てて分かりやすい文章で説明できる。

成績評価の方法および基準

授業の到達目標の達成度を課題レポート及び試験等によって評価する。
 課題レポートの作成・提出は、本科目の必要条件となっており、提出のない場合は単位修得はできない。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書共通のテキストは、『教職論』佐藤春夫著を使用する。
参考文献

準備学修の内容

 教職課程を履修する学生には、先ずこの科目を学び、単位を修得することが必要条件である。毎回の授業内容を確実に理解し、自己の進路の選択に生かしていかなくてはならない。
 授業内容にかかわる課題に取り組むこと、また、教職への適性を探り、自分の教職課程の履修の是非を見定めること。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション-授業の目標、内容、進め方、教材・資料、成績評価
 ・教職の意義  教職とは、
第2回 先生・教師・教員-様々な教職像
 ・教職の魅力、教師の生きがい
第3回 教職への進路(1)-大学における教員養成
 ・教職への期待 ・教員の資格と教員養成
 ・求められる資質・能力と履修科目
第4回 学校と教職の歴史
 ・学校教育と教職の歴史
第5回 学校教育と教員の役割 ・学校教育の目的 ・教員の役割と仕事
第6回 教職の特性と教職観 ・職業としての教職の特異性 ・教職専門性の追究
第7回 教員の職務 ・教員の日常-仕事と生活 ・教員の生涯-ライフサイクルと生きがい
第8回 教員の教育活動(1) ・教育課程と学習指導・生徒指導
第9回 教員の教育活動(2)-授業者として
 ・学習と教授-幼児児童生徒の学習・教員の指導
第10回 教員の教育活動(3)-学級担任として ・学級担任と学級経営-学習集団づくり
第11回 学校組織と教員の種類-学校の一員として ・学校運営と校務分掌組織
第12回 教員の身分と服務 ・教員の任免、服務規律 ・分限と懲戒
第13回 教員の資質向上と研修
 ・研修の意義と教員研修制度 ・教員のライフステージに応じた研修
第14回 教職への進路(2)-教員資格の獲得
 ・教員の資格−教員免許制度 ・教員として必要な資質能力の獲得と教職課程の修得
第15回 教職への進路(3)-教員採用に向けて
 ・いま、求められる教員 ・教員の選考、採用試験の概要と準備
 ・自己の適性の吟味と進路相談