世界の経済
担当者宋 宇
学年・開講期1年次 後期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門
区分・単位選必 2単位
科目ナンバー8B104

授業の概要(ねらい)

本講義の内容は三段階に分けて行います。まず、国際比較の観点から世界経済の全貌を確認します。その際、関連する経済用語について、経済学部でない学生でもわかるように平易に説明します。次に、近年、話題になっている国を事例国として取り上げ、海外の経済事情・出来事について一緒に考え、分析します。最後に、日本から出発し、日米関係、日中関係、日韓関係について、感情的に語るのではなく、そして経済分野のみならず、お互いの違いを理解し、メディアなどの解説に引き継がれなく、議論していきます。
この授業では、DP1(ディプロマポリシー1)を習得します。本授業の一部内容は、実務経験によるものがあります。

授業の到達目標

履修者は世界経済の流れと動きを知り、視野を広げることができます。
感情的、そしてメディアなどの解説に頼らず、履修者同士のコミュニケーションを通じて、多様性がある社会について理解が深められることを目標とします。

成績評価の方法および基準

講義中の取り組み(20%)、講義内作業の完成度(30%)、最終日の講義内まとめ・レポート(50%)
期末レポートは最終日の授業で完成してもらい、携帯電話以外持ち込み可とします。

フィードバック方法:
授業内作業、課題についてコメントし、次の授業の前に解説します。
レポートの採点ポイントを事前にアナウンスし、希望者によるフィードバックを行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書指定がありません。毎回、プリントを配布しますので、まとめて持参してください。
参考文献(2019)『世界経済論:岐路に立つグローバリゼーション』山本和人・鳥谷一生 (編)ミネルヴァ書房
参考文献(2013)『現代中国経済』丸川知雄有斐閣アルマ
参考文献(2019)『やさしい日本と世界の経済の話』熊野剛雄新日本出版社

準備学修の内容

予習:30分程度
世界経済の新聞記事、ニュースを調べ、その内容を整理し、授業内で紹介してもらうか、ペーパーとして提出するかのどちらが求められます。

復習:1時間程度
・経済の専門用語について理解ができ、他人に説明できるように復習してください。
・授業内未完成の課題を作成します。
・グループワーク・コミュニケーションの成果を整理し自分なりにまとめ、期末レポートに活かせるようにしてください。

その他履修上の注意事項

・中国では、「万事始まりが難しい」という諺があります。実は1年生時の習慣作りや学習態度などは、ほぼ大学の4年間が決まると言っても過言ではありません。良い始まりを良い習慣にしてください。
・学習する過程を楽しんでください。過程を重視することにより、良い結果が訪れ、達成感を味わうことができ、さらにやりたくなるという好循環になります。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス、履修者同士のコミュニケーション、世界経済への理解の確認
第2回資本主義とは、社会主義とは
第3回資本主義経済の成立と発展の歴史
第4回第2次世界大戦後の世界経済
第5回1970年代の世界経済
第6回1980年代の世界経済
第7回1990年代の世界経済
第8回2000年代の世界経済
第9回グローバリゼーションの世界経済
第10回成長する中国経済
第11回中国経済と世界経済のつながり
第12回日米関係
第13回日中韓関係
第14回今後の世界経済について
第15回フィードバック&期末レポート