キャリアプランニング2
担当者清水 浩
学年・開講期3年次 後期  [総合基礎科目]
科目の種類総合基礎
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー0D212

授業の概要(ねらい)

 本講義では、自らの社会的役割を認識し、社会において求められる人間像について理解し、自分の職業観について明確化していきます。そのために、自らの価値観や働く意義について考えます。本講義では特に、企業研究に焦点を当てて行います。簡易検査を用いて自らの社会人基礎力についても把握します。今後の具体的なキャリアプランを考えられるようにするために、労働のルールに関する基本的事項やメンタルヘルスについて学びます。
 また講義の他に、組織で働くことや大学生の採用状況に関して、外部講師を招いて話をお聞きしたり、グループ活動を行ったりして理解を深めていきます。
 この授業では、総合基礎科目の学修目標2に関する「論理的批判的思考力・能動的な態度」、及び学修目標3に関する「人文科学、社会科学、自然科学についての幅広い知識/分野をまたがる知識」を習得します。

授業の到達目標

 本講義では、キャリアプランニング1に引き続き、職業理解をより深めていきます。働くことに関する価値観や社会人基礎力について知り、企業研究を行うことで、自らの勤労観・職業観を明確にし、言語化できるようになることを目的とします。その上で、自己PRや志望動機の作成ができるようになることを目指します。
 本講義では、グループ活動を通して、自己理解を深めたり、コミュニケーション能力を向上させたりすることができます。

成績評価の方法および基準

・企業研究のまとめ(20%)、志望動機の作成(25%)、自己PRの作成(25%)、最終課題(30%)
・志望動機・自己PR及び採取課題の内容が、職業・業界研究および自己理解を踏まえ、自らの希望する卒業後のキャリアについて的確に言語化できているか評価します。また、提出物の期限を守り、課されたレポート等は全て提出するよう求 めます。
・最後の授業で全体に対するフィードバックを行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書・特になし。必要な資料については、授業時に配布します。
参考文献

準備学修の内容

・キャリアプランニング1で学習した内容を振り返り、重要な点についてレポートにまとめよう。
・大学生の就職状況や社会・経済状況に関心を持って調べ、現在の就職活動の流れや特徴についてノートにまとめよう。
・興味・関心のある業界や職業について様々なメディアを利用し、情報を集め、比較表を作成しましょう。
・当該期間に30時間以上の予復習が必要です。

その他履修上の注意事項

・自分の将来の進路選択のための実践的な授業ですので、必修ではありませんが履修を推奨します。

授業内容

授業内容
第1回目標設定とスケジュール管理、3年生後期における心構えについて
:前学期に作成した目標とスケジュールを見直し、後期のスケジュールを作成しよう
第2回働く意義について考える
:自らの価値観を明らかにし、なぜ働くのかレポートにまとめよう
第3回働くことの価値観(キャリアアンカーを知ろう)
:どのようなことを大切にして働きたいかレポートを作成しよう
第4回業界別企業研究
:業界別企業研究を様々なメディアを用いて深め、ノートにまとめてこよう
第5回業界別企業研究(発表準備)
:企業研究発表に向けて、発表コンテンツを作成しよう
第6回業界別企業研究(発表)
:他のグループの発表内容から興味をもった業界や企業について情報収集を行い、比較表を作成しよう
第7回自分の希望の明確化と企業比較研究
:企業研究の方法を踏まえ、企業比較表を作成しよう
第8回組織で働くこととは(外部講師)
:組織について学んだことをレポートにまとめよう
第9回大学生の採用の現状(外部講師)
:採用状況について学んだことをレポートにまとめよう
第10回社会人基礎力の自己チェック
:普段の生活での得意・不得意なことをふりかえり、今後どのようにその力を伸ばすかノートに箇条書きにしよう
第11回社会人基礎力のふりかえり
:社会人基礎力を伸ばすための行動について考え、レポートにまとめよう
第12回自己PRと志望動機の作成について
:これまでの企業研究および自己理解を通して、自己PRおよび志望動機を完成させよう
第13回働く時のルール・メンタルヘルスについて
:働く時のルールやメンタルヘルスについて学びたいことを箇条書きにして講義に臨もう
第14回就職に向けて―5年後のキャリアプランの作成
:就職5年後をイメージし、そうなるために必要なステップについてノートにまとめてこよう
第15回まとめ・テスト、これから就職活動を始めるにあたっての心構え
:これまで作成したプリントを全て持参し、自らの考えを整理してノートにまとめてこよう