担当者 | 尾崎 恭一 | |
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学年・開講期 | 2年次 後期 [理工学部 航空宇宙工学科] | |
科目の種類 | 専門 | |
区分・単位 | 選択 2単位 | |
科目ナンバー | 2H202 |
生き方に確信が持てない、人と会話がうまくできない、交渉や断り方が下手だ、断れない、うまく自分の意見を主張できない、まわりに流されやすいなどは、個人的な人間関係でも仕事を進める上でも困った問題です。
そこで、人間とは何かという哲学的な理解から始まって、生きることの意味や技術者としての生き方、感情・適応の理論、幸福とは何か、労働の意義と疎外などについて学びます。その知識に基づいて社会生活、とくに職場コミュニケーションの方法を実践的に探っていきます。
この科目は、ディプロマポリシーDP1、4、5、6に関連する科目です。
次のような力が身につくことを目標とします。
(1)人間とは何か、自分とはどういう人間であるかを理性的につきつめて考えていける。
(2)人間の幸福、パーソナリティや感情についての理解が深まり、ありのままの自分を受け入れられる。
(3)さわやかなコミュニケーション、主張の仕方・断り方などの理論を理解し、それを実践の場で使える。
(4)人間関係の作り方、他人との接し方が上手になり、ストレスを減らせる。
授業時数の2/3以上出席した学生について、レポート得点・発言発表得点(25%)、テスト得点(75%)で評価します。レポート提出や発言・発表で、人間とは何かということの理解と適切なコミュニケーションについての実践的な理解がでできていれば合格とします。
講義でのコミュニケーションそのものがフィードバックを含みます。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 独自の教材を用意します。配布済みの教材をくりかえし参照してください。 | ||
参考文献 |
・レポートは、配布する原稿用紙に、手書きで作成して下さい。
・提出レポートについては下記の設定基準で内容を評価します。
1.序論・本論・まとめの必須事項を書いている。 2.問題を疑問文で明示している。 3.序論で、問題とそれに対する自分の解答(主張)を明記する。
4.本論で、問題に答える主張を根拠(証拠や理論)に基づいて証明している。 5.まとめで、問題と、自分の解答と、その解答の根拠とを、短くまとめている。
回 | 授業内容 |
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第1回 | Ⅰ哲学的人間学⑴人間とは何か |
第2回 | Ⅰ哲学的人間学⑵人間観の課題と変遷 |
第3回 | Ⅰ哲学的人間学⑶人間の価値と生きる意味 |
第4回 | Ⅱ心理学的人間学⑴人間の欲求内容、充足と適応 |
第5回 | Ⅱ心理学的人間学⑵パーソナリティと性格 |
第6回 | Ⅲ人間関係論的人間学⑴対人関係上の好き嫌いと共感共苦 |
第7回 | Ⅲ人間関係論的人間学⑵個人の幸福と社会の幸福 |
第8回 | Ⅳ職業論的人間学⑴労働の本質と労働の疎外 |
第9回 | Ⅳ職業論的人間学⑵労働の権利:働き甲斐、労働条件、生活保障 |
第10回 | Ⅳ職業論的人間学⑶プロフェッショナルの要件と技術 |
第11回 | Ⅴ職場の人間学⑴自己主張権と相互承認・組織承認 |
第12回 | Ⅴ職場の人間学⑵拒否権と相互承認・組織承認 |
第13回 | Ⅴ職場の人間学⑶各種ハラスメントの認識と対応 |
第14回 | Ⅴ職場の人間学⑷熟議と争論(適切な主張と受容・拒否) |
第15回 | まとめ |