機器分析法
担当者作田 庄平
学年・開講期3年次 前期  [理工学部 バイオサイエンス学科]
科目の種類専門
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー5D258

授業の概要(ねらい)

以下の事項について学びます:a.生体成分の抽出 b.溶媒分配法 c.クロマトグラフィー(カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィーなど) d.スペクトル法による分析と構造決定(紫外スペクトル、赤外スペクトル、核磁気共鳴 (NMR) スペクトル、質量分析)
この授業は講義形式ですが、第14回の授業では、分離装置、分析装置を見学し、装置の仕組み等を確認するための実習を行います。
この授業ではDP2、DP3に関する知識、技法、態度を修得します。

授業の到達目標

生体中の生理活性物質などの成分、食品中の成分、および環境中に存在する様々な物質を抽出、分離してから、機器分析により同定・定量する方法を学びます。また、有機化合物の様々なスペクトルを測定して、その構造を決定する方法も学びます。

成績評価の方法および基準

講義した内容について各回に行う小テストおよびレポート40%、最後の回の筆記試験60%で評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書配布するプリントを使用します。
参考文献

準備学修の内容

授業中に行った小テストをもとに復習を行い、またレポートを作成してください。小テストの解答とレポート課題の解説は、次の授業の最初に行います。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回有機溶媒の構造と性質、溶媒分画について学びます。
第2回分配および吸着クロマトグラフィーについて学びます。
第3回イオン交換、ゲルろ過、電気泳動、蒸留について学びます。
第4回高速液体クロマトグラフィーについて学びます。
第5回紫外スペクトルについて学びます。
第6回旋光度、赤外線吸収スペクトルについて学びます。
第7回NMRの基礎について学びます。
第8回1H-NMRについて学びます。
第9回13C-NMRについて学びます。
第10回二次元NMR、NMRの応用について学びます。
第11回NMRスペクトルの解析法について学びます。
第12回質量分析でのイオン化法について学びます。
第13回質量分析でのイオン分離法、LC/MS、GC/MS、質量スペクトルについて学びます。
第14回HPLC,質量分析装置等を見学して、装置の仕組み等を確認するための実習を行います。
第15回テスト、まとめ