経済思想史Ⅰ
担当者乗川 聡教員紹介
学年・開講期3年次 前期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門 基礎系
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー8B213

授業の概要(ねらい)

・「経済思想史Ⅰ」では、①産業革命の経済学的意義、②「大きな政府」の重要性、③グローバリゼーションの必然性を、同時代の学説(スミス、リカード、リスト、ケインズ、フリードマン、etc)を通じて学びながら、DP3に関する知識、技能、態度を修得します。
・授業形式は講義を中心としますが、大学生に必要とされるコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の向上を目指し、合計3回、復習テストとグループによるディスカッションを実施します。

授業の到達目標

・学生は、代表的な経済学説・経済思想の学習を通じて、以下の授業目標の達成を目指します。
1.本講義で取り上げた経済学者・経済思想家たちの学説の特徴を、彼らの生涯と同時代の政治的・経済的状況を学ぶことによって理解する。
2.「経済史概論」で学習した「資本主義の普遍性」を、本講義で取り上げた経済学者・経済思想家たちの学説を通じてより深く理解する。
3.「経済史概論」で学習した「資本主義の多様性」を、本講義で取り上げた経済学者・経済思想家たちの学説を通じてより深く理解する。

成績評価の方法および基準

・グループ学習(25%)、テスト(25%)、レポート(50%)で評価します。
・テストおよびレポートのフィードバックについては以下の通り実施します。
 ・テスト(小テスト、復習テスト):答案回収後直ちに解説します。
 ・レポート:希望者に対し、個別に口頭で講評します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書・テキストは指定しません。必要に応じてプリントを配布します。
参考文献

準備学修の内容

・歴史の授業は現状との比較によって理解が深まりますので、新聞・テレビ・インターネット等で毎日ニュースを見る習慣を身に付けてください(1日10分以上)。
・毎回実施する小テストの予習として、開講時に配布する政治・経済用語集(英語)とヨーロッパ地図を暗記してください(30分以上)。
・グループ学習の際に実施する復習テストの準備として、試験範囲のレジュメの内容を必ず確認・暗記してください(2時間以上)
・グループ学習の前週にディスカッション(=レポート)の課題を発表するので、充実した議論ができるよう情報収集・論点整理をしてください(2時間以上)。具体的には、事前にメモを作成したうえでディスカッションに臨むことを推奨します。
・レポート作成に際しては、レジュメ、教員による講義、そしてディスカッションの内容を必ず反映させてください。

その他履修上の注意事項

・この科目は1年配当の「経済史概論Ⅰ」と「経済史概論Ⅱ」を修得していることを前提として授業を進めます。
・「経済思想史Ⅰ」と「経済思想史Ⅱ」は内容が連続していますので、必ず同一年度に履修してください。
・この科目は3年配当ですが、多学科・多学年によるディスカッションを期待していますので、4年生の履修も歓迎します。
・留学生には、ディスカッションに参加できる程度の日本語会話能力が必要とされます。
・この授業を通じて、受講生の皆さんが多様な価値観を理解し、それを受け入れる寛容な態度を身に付けられることを期待します。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回市場経済システム
第3回産業革命と経済学(1):産業革命以前のイギリス経済と経済思想、アダム・スミスとその時代
第4回産業革命と経済学(2):スミスの道徳哲学、『国富論』の経済学、スミスの現状批判
第5回産業革命と経済学(3):イギリス産業革命の進展、リカードの生涯と学説、穀物法論争とリカード学説
第6回復習とグループ学習(1):第2~5回の授業内容に基づくテストとディスカッション
第7回「大きな政府」と経済学(1):「大きな政府」の定義、大きな政府の時代:第二次産業革命と世界恐慌
第8回「大きな政府」と経済学(2):ドイツ歴史学派(リスト、ロッシャ―、ヒルでブラント、シュモラー)
第9回「大きな政府」と経済学(3):ケインズの生涯と学説
第10回復習とグループ学習(2):第7~9回の授業内容に基づくテストとディスカッション
第11回グローバリゼーションと経済学(1):グローバリゼーションの定義と歴史的背景
第12回グローバリゼーションと経済学(2):フリードマンの生涯と学説
第13回グローバリゼーションと経済学(3):資本主義の多様性、レギュラシオン学派
第14回復習とグループ学習(3):第11~13回の授業内容に基づくテストとディスカッション
第15回総括