交通経済学
担当者荒井 良雄教員紹介
学年・開講期3年次 後期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門 地域経済系
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー8D316

授業の概要(ねらい)

交通は、地域の広がりの中で経済活動や人々の活動が成り立つためには不可欠なものです。交通を成り立たせているのは、鉄道や自動車、船舶、航空機などの交通手段ですが、地域の条件によっても、運営主体や利用者が異なり、さらに、国や自治体の政策の影響を強く受けます。この授業では、日本の国内交通や日本発着の国際交通が、明治から最近にいたる日本の社会や経済の変化の中で、どのように成立し、変化してきたのかを追うことによって、交通と社会経済との関係を考えます。さらに、交通と地域の経済社会との関わりを、比較的最近の日本での具体的事例を取り上げて検討します。この授業は、DP1の基礎となります。

授業の到達目標

学生は、交通が経済に与える影響を理解し、それを地域経済にどう活かしていくかを考えるための基礎となる知識を、国内外の交通の歴史や最近の特色ある事例から学び、それを応用していくための基礎的能力を身につけます。

成績評価の方法および基準

期末試験(60%)を基本とし、中間での複数回の小テスト、小リポート、授業でのディスカッション等(計40%)も加味して評価します。小テスト・リポート、ディスカッション等へのコメントがフィードバックになります。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は指定せず、毎回、講義資料を配布します。
参考文献授業中に適宜紹介します。

準備学修の内容

授業で触れる時代背景や地域の状況などについて、授業後に自分で文献や記事等の情報を集めてメモを作り、理解を深めることが必要です。インターネットからの情報収集も有効です。一方、歴史的な事象の理解のためには、その時代背景を正しく理解することが必要ですが、そのためには、高等学校で学習する歴史や地理の知識を授業の前にもう一度確認してメモを作成しておくことが役立ちます。授業内容やディスカッションの内容をまとめてメモを作成しておくことが復習となります。これらの準備学修のために1回あたり2〜3時間を要すると考えられます。

その他履修上の注意事項

授業で出てくるようなさまざまな地域や歴史についての基礎的な知識を身につけるための基礎作りには、新聞を毎日ていねいに読む習慣を付けることが役立ちます。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション(本授業のねらいと構成)
第2回旅客・貨物輸送の動向:交通政策白書の最新データにみる日本の交通(1)。事前に交通政策白書の該当部分に目を通し,メモを作成し得ておくことが求められます。次回〜第5回も同様
第3回道路交通の動向:交通政策白書の最新データにみる日本の交通(2)
第4回鉄道交通の動向:交通政策白書の最新データにみる日本の交通(3)
第5回海上交通と航空交通の動向:交通政策白書の最新データにみる日本の交通(4)
第6回特急つばめから新幹線へ:鉄道の挑戦(1)。授業で取り上げた話題について、インターネット等から情報を集め、それをまとめたメモを作成し得ておくことが求められます。次回〜第8回も同様
第7回『ディスカバージャパン」とデスティネーション・キャンペーン:鉄道の挑戦(2)
第8回新幹線ネットワークの拡大:鉄道の挑戦(3)
第9回中間まとめ
第10回市電から地下鉄へ:都市交通インフラの社会経済史(1)。授業で取り上げた話題について、インターネット等から情報を集め、それをまとめたメモを作成し得ておくことが求められます。次回〜第14回も同様
第11回東京オリンピックと都市交通インフラ整備:都市交通インフラの社会経済史(2)
第12回札幌オリンピックと都市交通インフラ整備:都市交通インフラの社会経済史(3)
第13回地方都市開発と路面電車の復権(富山市の事例):都市交通の社会経済史(4)
第14回地方都市開発とLRT(宇都宮市の事例):都市交通の社会経済史(5)
第15回まとめ・総括