西洋史
担当者乗川 聡
学年・開講期1年次 Ⅰ・Ⅲ  [理工学部 情報科学科(通信課程)]
科目の種類総合基礎
クラステキスト授業
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー4A106

授業の概要(ねらい)

・この科目では、以下の能力・見識を身につけるため西洋史(ヨーロッパ、アメリカ)を幅広く学習します。
1.人類が持つ「歴史を超えた普遍性」と「歴史に起因する多様性」の存在を理解する。
2.この「歴史の普遍性と多様性」に基づき、世界と日本の現状を理解し、未来を予測する。
3.より良い社会を作り、そこで生きていく根拠としての「歴史観」を身に付ける。
・この授業を通じて、DP1に関する知識、技能、態度を習得します。

授業の到達目標

・この科目では、レポートの作成を通じて、以下の能力を身につけることを到達目標とします。
①情報収集・整理能力:研究に必要な情報を入手し、整理する能力
②分析・考察能力:集めた情報を分析し、客観的に洞察する能力
③文章表現能力:分析成果を正確かつ効果的に伝える能力

成績評価の方法および基準

・2回のレポート提出(60%)と科目修得試験の結果(40%)で評価します。
・レポートに対する講評がフィードバックとなりますので、テストに備え必ず確認してください。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書・木村靖二・岸本美緒・小松久男(編)『詳説 世界史研究』山川出版社、2017年(ISBN978-4-634-03088-6)。
*以下の旧版も古本で安価に入手可能なので、こちらを使用しても構いません。
・木下康彦・木村靖二・吉田寅(編)『改訂版 詳説 世界史研究』山川出版社、2008年(ISBN978-4-634-64033-7)。
参考文献

準備学修の内容

・この授業では、受講者が机に向かい、レポートを作成する作業を「授業」、その前後におこなうべき作業を「準備学修」と位置付けます。そのうえで、「準備学修」として行うべきこととその所要時間は以下の通りです。
1.レポート作成前の準備(予習)
①今何が起こっているかを知る:歴史の授業は現状との比較によって理解が深まりますので、新聞・テレビ・インターネット等で毎日ニュースを見る習慣を身に付けてください(1日10分以上)。
②サブテキストを読む:まずはレポート課題を意識せず、1日1章ずつ、サブテキストを熟読してください。その際、意味がわからない用語や、より深く理解したい事象があったら、テキストの該当箇所を探し、理解を深めてください(1日90分)。
③レポート課題の確認と、レポート作成に必要な情報の収集・整理:サブテキストを読了した後、レポート課題を確認したうえで、必要な情報をサブテキストおよびテキストの中から探し、メモを作成してください(設問1題当たり1~2時間)。必要に応じてその他の文献やインターネットを利用してもいいですが、その場合は必ず出典を明らかにしてください。
2.レポート返却後、テストに向けた準備(復習)
①「歴史の普遍性と多様性」を意識する:テストでは「歴史を超えた普遍性」と「歴史に起因する多様性」に関する問題(論述問題)を出すので、レポートで解答した歴史的事象に何らかの共通点や差異がないか考え、気が付いた点をメモしておいてください(テスト前1週間、1日1時間)。なお、作成したメモは、レポート本体と共にテストに持ち込み可能です。
②今何が起こっているかを知る:テストでは現代の状況も踏まえて解答した方が得点が高くなるので、レポート作成後も引き続き、新聞・テレビ・インターネット等で毎日ニュースを見てください(1日10分以上)。

その他履修上の注意事項

・この授業を通じて、受講生の皆さんが多様な価値観を理解し、それを受け入れる寛容な態度を身に付けられることを期待します。

授業内容

授業内容
第1回先史時代と四大文明
第2回古代オリエント・古代ギリシャ
第3回共和政ローマ
第4回帝政ローマ
第5回中世ヨーロッパの成立
第6回十字軍とその影響
第7回大航海時代とルネサンス
第8回宗教改革
第9回絶対王政
第10回イギリスの市民革命と産業革命
第11回アメリカの独立とフランスの市民革命
第12回帝国主義
第13回戦間期
第14回第二次世界大戦
第15回東西冷戦体制