生徒指導・進路指導論
担当者関本 惠一
学年・開講期3年次 Ⅰ・Ⅲ  [理工学部 情報科学科(通信課程)]
科目の種類教職
クラステキスト授業
区分・単位教必 2単位
科目ナンバー

授業の概要(ねらい)

学校教育は、すべての児童生徒の人格の健全な育成を図ることを目的としている。教師は、すべての教育活動を通して児童生徒の健やかな成長に寄与できるよう努力し続けなければならない。本講義では、学校の教育現場で起こっている現実(生徒指導・進路指導上の諸問題)を見据え、新学習指導要領のもとでの児童・生徒の伸長や自己実現、自立を援助するための生徒指導、キャリア教育の視点に立った進路指導についての具体的な方策、進め方について学修する。また、学校は組織であり、組織・チームで取組む重要性と基本的な考え方を学ぶ。

授業の到達目標

1.生徒指導の意義と役割について基本的な知識を理解することができる。
2.指導の実際について理解するとともに、指導方法を習得し、実際の場面での活用方法について説明することができる。
3.進路指導、キャリア教育の意義と役割について基本的な知識を理解することができる。
4.進路指導、キャリア教育の実際についての知識を習得し、指導方法を学び、活用方法を考え説明することできる。
5.学校現場で起こっている問題(いじめ・暴力行為・不登校・ネット依存など)を身近な問題として捉え、児童生徒の成長上の課題について理解し、意見を交換することができる。
6.学校現場で起こっている問題(いじめ・暴力行為・不登校・ネット依存など)を身近な問題として捉え、指導や支援の方法を説明することができる。
7.学校現場で起こっている課題にチーム学校として取り組む姿勢の大切さを理解する。

成績評価の方法および基準

・科目履修試験と(50%)と提出された課題レポート(50%)により評価する。
・課題レポートについては、その内容について添削をして返却する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『生徒指導・進路指導・キャリア教育論』横山明子編著図書文化(ISBN978-4-8100-9719-1)
参考文献『生徒指導提要』文部科学省教育図書(ISBN978-4-87730-274-0)

準備学修の内容

・生徒指導・進路指導のみならず、教育に関する話題を新聞、雑誌やインターネットなどを通じて収集し(60分)、問題意識を高める。。また、新しい学習指導要領の動きにも目を向ける努力をする。
・テキストには必ず目を通しておく(30分)こと。 
・生徒指導・進路指導を実践する特別活動は、移行措置により既に実施になっていることを前提に進めること。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回生徒指導の基本(1)
ガイダンス・カウンセリングの意義と必要性、生徒指導の歴史と発展
第2回生徒指導の基本(2)
ガイダンス・カウンセリングの基礎的理論
第3回生徒指導の基本(3)
生徒指導の理念と性格
第4回生徒指導と生徒理解
児童生徒理解の基本と方法・技術
第5回生徒指導の内容と方法(1)
生徒指導の組織と運営
第6回生徒指導の内容と方法(2)
教育相談の方法・技術
第7回学校における生徒指導
生徒指導の計画と実践
第8回児童生徒の問題行動(1)
問題行動の理解、問題行動の時代的推移
第9回児童生徒の問題行動(2)
最近の問題行動の特徴(いじめ問題の防止と解決に向けて、不登校)
第10回進路指導の基礎・基本(1)
進路指導の歴史と発展、最近の学校における進路指導
第11回進路指導の基礎・基本(2)
進路指導の理念と性格
第12回進路指導の方法と内容
進路指導の組織と運営、進路指導の方法・技術
第13回学校における進路指導
進路指導の組織と運営、進路指導と中途退学
第14回学校における進路指導の新たな展開-進路指導とキャリア教育
キャリア教育の要は特別活動(発展学習)
第15回生徒指導・進路指導のアセスメント
組織・計画・運営のアセスメント