演習Ⅲ
担当者宋 宇
学年・開講期3年次 前期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門 基礎系
区分・単位必修 2単位
科目ナンバー8B301

授業の概要(ねらい)

この演習(ゼミナール)では、地方財政の知識を土台とし、地域振興に欠かせない財政のあり方を大きなテーマとして一緒に検討します。私たちの暮らしに身近な地方自治体の経済活動について取り上げ、住みやすい地域づくり、財政の役割を考え、実感してもらいます。演習の進め方の基本は、文献の輪読、グループワーク、情報収集、データ分析とディスカッションです。輪読を通じて知識を共用するとともに、自分なりの考えを持てるようにし、質問できるようにします。ゼミ合宿や発表会などを通して、活動した成果を適宜に発表してもらいます。
2年生宋ゼミとの交流、合宿、または他大学の大学生との合同合宿を企画する場合があります。毎年、扱うテーマが異なりますので、ゼミ選考時の募集要項を参照してください。
この演習はDP1、2、3に関わる総合力を身につけます。

授業の到達目標

学生は、財政の成り立ちを理解し、私たちの暮らしと、いかに身近な分野であるかを説明できるようになります。
学生は、地方財政の役割を理解し、地域の課題について関心を持てるようになります。
学生は、税についての理解を深め、住民意識を高め、地方財政の課題について自分なりの考えを述べることができます。

成績評価の方法および基準

ゼミ活動の取り組み(100%)にかかわる輪読、毎回の議論への参加、合宿活動、最終報告発表会、レポートから総合的に評価します。

フィードバック方法:
報告者には報告内容について、随時にコメントし、フィードバックします。
夏休み中、ゼミ合宿を行い、輪読内容についてフィードバックを行います。
必要に応じて個人面談を行い、フィードバックします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書(2020)『SDGs(持続可能な開発目標』蟹江憲史中公公論新社
参考文献

準備学修の内容

予習:1時間半程度
ゼミ内で告知した次回の内容を事前に目を通し、読み終わった直後の感想をメモ帳に記入します。輪読の担当者はレジュメを作成し、検討課題、疑問点を用意してきてください。

復習:1時間程度
ゼミ活動で得られたことについて、適宜にメモ帳でまとめ、最後のレポートづくりの材料になるように記録を取る習慣を身につけましょう。

その他履修上の注意事項

・基本的に毎回の出席が求められます。特に輪読の担当者が欠席される場合、大きなペナルティーになります。
・ゼミ形式のため、人数や進行レベルにより、授業計画のズレや修正があります。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス―自己紹介、進行の説明、今後の進め方について(必ず出席してください。)
第2回イントロダクション&討論グループワーク&ディベート
租税って何?税は悪、取られ損なのか?+昨年、宋ゼミが学科雑誌に投稿した論文
第3回輪読とは?輪読の見本
輪読の担当者決め
第4回輪読と発表①:担当者A
本の流れに沿って、担当を決め、輪読者は担当箇所を読み、理解したうえでレジュメを作成し、議題の提起を用意します。他のゼミ生は事前にその内容を読み、輪読者と討論できるように準備します。(以下同様)
第5回輪読と発表②:担当者B
第6回輪読と発表③:担当者C
第7回輪読と発表④:担当者D
第8回輪読と発表⑤:担当者E
第9回小括、各自のまとめ、関心問題への整理(具体的には、輪読した本の全体的なまとめ、感想、またはこれまで議論してきたことの整理となります。その後、ペアを作り、相手のまとめを報告してもらいます。報告後、相手の意図を伝わったかどうか、ゼミ生と一緒に評価します。そして、おもしろい点について、さらにディスカッションしていきます。)
第10回輪読と発表⑥:担当者F
第11回輪読と発表⑦:担当者G
第12回輪読と発表⑧:担当者H
第13回合宿の準備①ーグループワーク:討論、報告テーマの設定
第14回合宿の準備②ーグループワーク:報告内容の作成
第15回合宿先のアンケート調査の作成