演習Ⅳ
担当者玉 真之介
学年・開講期3年次 後期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門 基礎系
区分・単位必修 2単位
科目ナンバー8B302

授業の概要(ねらい)

このゼミでは、栃木県においても実績のある幕末・明治初期の地域起こしリーダー二宮尊徳について文献や調査を通じて学びます。テキストを輪読しながら議論を行い、知識を共有するとともに、それに対する見方、評価について自分なりの考えを持てるようにします。それを通じて、ディプロマ・ポリシーのDP1、2、3を習得します。合わせて、情報収集能力やプレゼンテーション力の習得も目指します。

授業の到達目標

学生は、二宮尊徳とはどのような人かについて語ることができます。
学生は、二宮尊徳が栃木県でおこなった地域起こしについて語ることができます。
学生は、二宮尊徳の現代的意義について自分なりの意見を述べることができます。

成績評価の方法および基準

毎回の議論への参加(60%)、分担した報告内容(20%)、最終レポート(20%)。毎回、報告者には報告内容の評価をフィードバックします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『二宮尊徳』
大藤修吉川弘文館
参考文献

準備学修の内容

事前に、それぞれの週に行う教科書の章を熟読し、その内容について関心をもつ事項を調べる作業を90分程度行ってください。
授業後は、授業で配布したレジュメを見直し、ポイントとなる点について教科書を再読して、関心をもった事項を調べる作業を90分程度行ってください。
小レポートの宿題が出た場合には、なるべく早く取り組むようにしてください。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション(テキストの概要と報告分担の決定)、第1章
第2回第1章 誕生と時代
第3回第2章 自家・総本家の没落と再興
第4回第3章 小田原城下での武家奉公
第5回第4章 野州桜町への道程
第6回第5章 桜町領復興の苦難と成就
第7回第6章 思想の体系化と報徳思想の成立
第8回ここまでの総合討論
第9回第7章 報徳仕法の広まりと幕臣就任
第10回第8章 領主階級との確執
第11回第9章 老いと死
第12回第10章 近代報徳運動と二宮金次郎
第13回二宮尊徳の研究(その1)
第14回二宮尊徳の研究(その2)
第15回二宮尊徳の研究(その3)