流通経済学
担当者林田 朋幸
学年・開講期3年次 前期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類専門 地域経済系
区分・単位選択 2単位
科目ナンバー8D314

授業の概要(ねらい)

生産・加工・流通・小売りまでのフードシステムの各過程について、食生活に着目して多様な事例を通して概説します。調整がつけば、外部講師を招いてフードシステムの事例に関する講演・ワークショップを2回程度予定しています。 この授業では、特に地域経済学科の学位授与の方針(ディプロマポリシー)DP1・DP2に関する知識・態度を修得します。

授業の到達目標

現代社会の複雑なフードシステムについて理解し、自身の日常生活とフードシステムがどのように関わっているかについて具体的に説明することができる。

成績評価の方法および基準

平常点とテストで評価します。得点配分は平常点50%、テスト50%です。 平常点は小レポートや質疑応答等を基に評価します。テストは論述式で、知識の修得度と応用力を問います。フィードバックは全授業が終了後に、希望者に対して口頭で行います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は使用しません。講義プリントを配布します。
参考文献安全で良質な食生活を手に入れる フードシステム入門時子山ひろみ左右社、ISBN: 978-4903500720
参考文献食料経済(第5版) フードシステムからみた食料問題高橋正郎監修、清水みゆき編著オーム社、ISBN:978-4-274-21922-1
参考文献農業がわかると、社会のしくみが見えてくる—高校生からの食と農の経済学入門(新版)生源寺眞一家の光協会、ISBN:978-4259518660

準備学修の内容

講義の事前学習として、資料を配付する場合があります。これを通読し、分からない語句は辞書等で調べ、ノートにまとめるようにして下さい(1時間)。事前学習でまとめたノートは、授業時に持参するようにして下さい。事後学習として、配布資料の復習及び図書・新聞・WEB等で授業と関連する事例を調べ、ノートにまとめるようにして下さい(2時間)。

その他履修上の注意事項

フードシステム論とは相関関係にあります。原則として、授業中は携帯電話・PCの使用を禁止します。携帯電話・PCの使用が必要な際には適宜指示します。また、授業中の私語は禁止とします。受講者の関心や授業の進行状況等により、授業内容が変更となる可能性があります。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション、フードシステムとは何か
第2回食料自給率と食生活
第3回食生活と経済
第4回フードシステム変化の要因
第5回食生活の変化
第6回食生活と健康
第7回食生活の外部化
第8回外食・中食産業
第9回食品流通業
第10回食品の安全性
第11回食品廃棄物
第12回農産物生産の事例
第13回食品加工の事例
第14回食品流通の事例
第15回テスト、まとめ