柔道整復学研究法
担当者西村 慶太教員紹介
学年・開講期3年次 後期  [医療技術学部 柔道整復学科]
科目の種類専門分野
区分・単位必修 2単位
科目ナンバー7C205

授業の概要(ねらい)

柔道整復師は、生涯を通じて専門領域の最新の知識と技術の習得に励みます。インターネットやマスコミなど巷にあふれる多くの情報から、科学的根拠のある適切な情報を見抜き、それを読み解き、臨床的に応用できる力が必要です。科学を理解する力を養うには、単に書籍や研究論文などから情報を吸収するだけではなく、ときにはこれを批判的に評価し、また自らが実臨床で対面した症例または現象などについて興味を以って深く考え、疑問をもつことから始めましょう。もしも皆さんが学生時代から、折に触れてそのような疑問に気づき、それらを収集して分析する能力を身につけておけるならば、これからの専門職人生は豊かになります。
本授業では、まず学術論文の構成要素と記述方法について学び、具体的に運動器の損傷に関連する研究および発表の手法について、統計学的解析法を含めて学びます。いかなる研究においても、結果とその評価および結論の導き方については、常に異なる見方が存在するという事実を学び、科学的かつ批判的なものの見方を養うことで、真実を見極める力の習得を目指します。
期間内には必ず授業以外の学会等へ参加して、そこで収集した情報のまとめと自らの考えとを対比させたレポートを提出して頂き、科学的な研究理解力と批判力の習得状況を評価します。本科目はDP2の「運動器の損傷に対する評価法、治療法、およびそれらの背景となる基礎理論を説明できる」の修得に該当します。

授業の到達目標

運動器疾患医療における研究の意義を説明できること。
研究に必要な情報の収集方法を説明できること。
研究の発表方法の違いを説明できること。
基本的な統計解析の方法を説明できること。
論文の構成要素とそれぞれに記載すべき内容を説明できること。
以上が到達目標です。

成績評価の方法および基準

成績は小テスト(20%)、研究活動体験および学会活動参加とレポート(30%)、定期試験(50%)より評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書プリントを適宜配布します。
参考文献

準備学修の内容

授業の進行に応じて以下の点について毎週2時間以上は予習および復習してください。
○ 配布資料を精読しまとめを作る。
○ 授業内容をノートに整理して説明できるようにする。
○ 学術論文、書籍などから興味のある記事を検索し、概要リストを作る。
○ 学術集会に参加して、興味のある発表内容についてまとめ、自らの意見を併記する。

その他履修上の注意事項

期間中に、授業以外の研究会または学会などの研究発表会に必ず参加して、実際の研究活動に接して下さい。その内容についてレポートをまとめて、自らの意見を添えてクラスで発表して頂きます。
また進捗状況によって内容を多少変更することがあります。その際はその都度アナウンスします。

授業内容

授業内容
第1回柔道整復と研究について
第2回研究の種類について
第3回研究のデザイン 、方法、発表法
第4回論文検索法
第5回学術論文の構成
第6回学術論文の書き方。
研究と倫理、研究ルールについて
第7回疫学研究について
第8回運動生理学研究について
第9回バイオメカニクスについて
第10回薬理学研究について
第11回統計学的手法について
第12回学会(研究会等を含む)参加レポート報告会①
参加により得られた情報のまとめと自らの考察内容を対比してまとめ発表する。
第13回学会(研究会等を含む)参加レポート報告会①
参加により得られた情報のまとめと自らの考察内容を対比してまとめ発表する。
第14回テストとまとめ
第15回最終レポート完成と提出