教職実践演習(幼稚園)
担当者岡田 たつみ教員紹介, 芦澤 清音教員紹介, 岡田 たつみ教員紹介, 若谷 啓子教員紹介, 杉本 真理子教員紹介, 呂 小耘教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [資格科目]
科目ナンバリングESS-401

授業の概要(ねらい)

 4年間、教職課程で学んできた教科に関する科目及び教職に関する科目の知見を総合的に結集するとともに、教育実習等で得た現場の視点を取り入れながら、その内容を整理統合する授業となります。 具体的には ・履修カルテ、実習日誌などを活用した、教員としての自己の資質能力、課題の把握 ・振り返りを通して、保育者としての表現力や援助力、子どもの興味や関心を活かした保育、皆で協力して取り組む姿 勢を育む保育の再確認 ・学級担任の役割や実務、他の教職員との協力の在り方等の確認 ・特別支援教育、保護者とのかかわり等、今日的な教育課題に関しての役割演技(ロールプレーイング)や事例研究 などをグループでの演習形式で実施します。また、必要に応じて現職教員、幼稚園教諭経験者による講習などを授業に取り入れます。

授業の到達目標

①4年間の教職課程の集大成として、身に付けた資質能力が、教員として必要な資質能力として有機的に統合され、形成されたかについて確認することができる
②教員として必要な知識、技能を他者に説明できる
③履修を通じて、将来、教員になる上で、自己にとって何が課題であるのかを自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等を補い、その定着を図ること

成績評価の方法および基準

演習への参加の様子・ディスカッションでの発言 30%、発表の内容 40%、まとめの課題30%を総合的に評価します

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『幼稚園教育要領』『幼稚園教育要領解説』文部科学省
参考文献幼稚園教育実習の手引き

準備学修の内容

①教育実習終了後の履修となりますので、適宜、実習日誌の記載事項や指導教員からメッセージの読み直しを行うこと
②履修カルテへの記載などを通して教職に就くための自己の資質能力について把握をしておくこと
③必要に応じて過去に履修した教科に関する科目・教職に関する科目のノートやレジュメなどを読み返すこと
④毎回の授業終わりに課題を出すので、LMSにて提出すること

その他履修上の注意事項

 教職実践演習は、教職課程の総まとめの授業であり、教職に就くことを希望する学生が受講する科目です。従って、単に履修するだけではなく、自己の資質能力を正しく判断し、必要に応じてそれを伸ばしていこうとする積極的な学習態度を求めます。
 授業は校種・免許種別のクラス編成となります。従って、自由に履修登録をすることはできません。クラス指定と履修登録の方法などは、後期開始までに個別に連絡をしますので、その指示に従って履修登録をして下さい。
 本学の理想とする教師像に向かって積極的に努力をして下さい。怠る場合は、単位を認められません。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション:授業の目標、内容
 教職履修カルテ・教育実習記録に基づく教職課程履修状況の振り返り
第2回教職に関する学習―教育実習の振り返り
 教職履修カルテ・教育実習記録を用いた自己分析
第3回教職に関する学習―教育実習の振り返り
 課題の設定(グループワーク)
第4回教職に関する学習―教育実習の振り返りと課題検討
 課題報告(グループ発表と全体討議)
第5回保育者に求められる資質能力①
 幼児理解(事例研究・グループワーク)
第6回保育者に求められる資質能力②
 幼児理解(ロールプレイ・グループワーク)
第7回保育者に求められる資質能力③
 保育記録と指導案(グループワーク・講義)
第8回保育者の専門性①
 幼稚園教諭による講義
第9回保育者の専門性② <特別支援教育> (オンライン授業)
 インクルーシブ保育
第10回保育者の専門性③
 保育者・職員同士の連携(グループワーク・講義)
第11回保育者の専門性④
 保護者・地域との連携(グループワーク・講義)
第12回課題に関する討議①
 幼稚園教諭による指導助言
第13回課題に関する討議②
 幼稚園教諭による指導助言
第14回課題に関するまとめ
 報告書作成
第15回本授業に関するまとめ
 全体協議と講義